ユノの眼光 ページ33
✳✳✳
「で、さっきの続きなんだけど、オンニ」
ふと、
ジヘが私の目を真っ直ぐ見つめて言う。
「え？続き？」
「その人とはいつからの付き合いなの？」
ぶっ…！と、ご飯を吹き出したのは私、じゃなくてユノだった。
「あーーっ！ちょっとおっぱ！きったないっ！」
「あ、ごめん…」
慌てて吹き出したご飯粒を拾い集めるユノ。
「ちょ…ちょっとジヘ…！付き合ってる訳じゃないから…」
至って平静を装う私だけど
内心はジヘの隣のユノが気になって仕方が無い。
「…付き合ってる…って…この間の男のことか……？」
ユノが眼光鋭く私に聞いてくる。
そんな風に聞かれること自体がひどく辛いのに……
「…だから…付き合ってる訳じゃないんだってば…」
私のつぶやきに
「でも、酔いつぶれるほど気の許せる相手、ってことなんだよね？
オンニってば、寝ちゃっておんぶされて帰ったんだって〜！」
ジヘは私に確認をして、
そしてユノに向き直ってそう言った。
(…ジヘ…！！余計なことを……！！)
ジヘの言葉に反応したユノの声が大きくなる。
「おっ…おんぶぅっ？！
何やってんだよ！お前…！」
「ああっ！おっぱ！またご飯粒がとぶ！！」
ジヘの注意を受けながらも
視線は私から離れない。
自分の家なのになんだか居心地が悪くなった私は
思わず反撃に出た。
「そ、そういうジヘだってさ！
今度本命チョコあげる人ってどこで知り合った人なのよ！」
私の言葉に
今度はジヘが固まった。
隣のユノも固まった。
「はっ？！本命チョコっ？！」
ユノの視線がジヘにうつる。
ジヘが「しまった！」と言う顔をして私を恨めしそうに見た。
「どういうことだ？！ジヘ！
本命ってことは、好きな相手がいるってことだよな？！」
狙い通り、ユノの矛先がジヘにうつる。
「い、いーじゃない！高2だよ？！
好きな人の一人くらい居るのは普通でしょっ？！」
ごめん！ジヘ！
シスコン気味のユノにとってこれ以上はない話題をふって
私は早々にリビングを後にした。
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かえる(プロフ) - 二人ともかなりの鈍チンですね(;-Д-)って〜相手を思いやる二人だからこうなっちゃったんですかね。あぁ〜もどかしいし切ないしで胸が苦しいです (2015年5月8日 15時) (
レス) id: fdcb33f473 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 辻褄合ってますよぉ♪幼馴染みで近い距離でいたから、なかなか二人とも心の内を言えないんですね。お互いの事を知ってるだけあって、関係が崩れる怖さもあったりで、本当に切ないです。さてさて〜続き読みまーす。。。。゛(ノ‥)ノ (2015年5月8日 15時) (レス) id: fdcb33f473 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさ〜ん！読み直してくださったんですか〜？(*^^*)ありがとうございます(*^^*) 辻褄合わないところがあったら是非教えてください^_^; 誤字脱字など、いずれきちんと直したいと思ってマス。 (2015年5月8日 15時) (レス) id: 2acd5e7fbf (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - あぁ〜切ないですね(ToT)ユノの気持ちを知ってから読むと、ほーんとうに切ない(T△T) (2015年5月8日 14時) (レス) id: fdcb33f473 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» ユノも色々考えて……いるはず…^_^; 雪まつりは夜が幻想的で良いかもしれませんね〜。私が子供のころは滑り台系も結構多くて楽しかったんですけどねぇ。^_^; (2015年2月4日 22時) (レス) id: 959a650364 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年11月19日 16時
