お見送り…YN ページ23
★★★
不意打ちのようにAさんに触れられてびっくりしてしまって
赤くなった顔をなんとかしたくてトイレに逃げ込んだ。
鏡に映る自分は本当に赤い顔をしていて
驚くとともに、可笑しさが込み上げてくる。
…マジか…
自分の余裕のなさに笑ってしまう。
でも
それもとても幸せなことだと思えた。
これから僕らはもっと話をして
もっと触れ合うんだ。
そう信じられる未来が先にある。
そう思えるだけでこんなに幸せだなんて。
仕事は忙しいけれど
この12月は忘年会もあるし、末にはクリスマスもある！
きっと近付けるチャンスはたくさんある！
決意も新たに、席に戻った。
「遅いですよーー！」
アイスを食べ終わり、僕の持ってきたコーヒーも飲み終えて、
更に、僕のデザートだったはずのフルーツもチャンミンの胃袋に収まったようだった。
「…あ、あの……ごめんね？ユノくん…」
何故かAさんが謝る。
チャンミンが食べてしまうことを止められなかったことへの謝罪なんだろうな。
「想定内ですよ。ブラックホール胃袋のチャンミンですからね」
そう言って笑ってみせた。
「人を化け物みたいに言わないでくださいよ」
そう言いながら最後の大きなメロンを一口で口に入れるのを見て
おそらくAさんも思ったはず。
……いや。十分モン…
「何か？」
ギロリ、と。
膨らんだ頬のまま上目遣いで僕を睨むチャンミン。
「……イエ、ナンデモ……」
…おかしいなぁ…
僕の方がヒョンなんだけどなぁ…
頭の中で首を傾げていると、
「…ふふっ」
隣のAさんが笑ったから。
まぁ……いいか。
幸せだし。
なんて思って、
幸せな気分のまま支払いを済ませて店を出た。
もっとAさんと一緒にいたい気持ちがあったけど
�猝斉�からの仕事に備えて、今日は早めに休みたい��
と言うAさんの希望を汲んで、
そのままファミレスで解散、ということになった。
後ろ髪を引かれながら
JRの改札を通るAさんをチャンミンと共に見送る。
「…Aさん！また、明日！」
「…うん。明日ね」
手を振る僕に応えてくれて
手を振り返してくれる。それだけで幸せ。
姿が見えなくなるまで見送り、さて、僕も帰ろう、と踵を返すと、
「…で？」
チャンミンが腕組みをして僕を見ていた。
「……ええと……」
苦笑いで返す僕。
★★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
