やきもち ページ22
★★★
コーヒーを両手にユノくんが慌てて小走りでやってくる。
急ぐあまり、カップからコーヒーがこぼれて手にかかったらしく
「あっ、あちっ、あちちっ！」
どうにもならない様子でスピードダウンして近づいてきた。
チャンミンくんは
チラリと私を見て
「ね？ヌナのことになると必死だし、やきもち凄いんですよ」
そう言って囁いた。
その言葉が嬉しくもあり、幸せでもあり。
チャンミンくんの心遣いにも温かい気持ちになっていたら
「うお〜！熱かった！！」
ユノくんがコーヒーをテーブルにおいて、慌てておしぼりで手を拭くから、私も慌てた。
「だ、大丈夫？火傷してない？」
心配になってその手を取って様子をみる。
「そんなに赤くはなってないけど…冷やした方が良いかな？
氷とかもらう？あ、それともこのままお手洗いとかで…」
動かなくなったユノくんが心配になってふと、顔を上げると
「……え」
ユノくんの顔が赤くなっていた。
「…あっ…た、大したことないですけど！ね、念のため冷やしてきます！！」
ユノくんはそう言って、お手洗いに走って行った。
「………え」
残されて呆然となる私の向かい側で
「……うわぁ…………初めて見たかも…」
チャンミンくんの目も丸くなっていた。
「だ、大丈夫かな？ユノくん」
男子トイレに入られては、私の出る幕はない。
「…大丈夫ですよ、火傷はたぶん。それより…
彼女に触られてあんなに真っ赤になるヒョンを見たのは初めてです。
いつもは真っ赤にさせるばっかりで、本人つら〜っとしてるんですから」
そこまで言われて
私の顔も赤くなった。
「…あ、」
必死で忘れてたけど
私、自分からガッチリとユノくんの手を取ったんだ。
「…全くもう。
2人して赤い顔してないでくださいよ！
今どき、中学生だって手を触れたくらいで顔を赤くしませんってば！！」
チャンミンくんの呆れた声に
「…す、、すみません…」
苦笑いで返すしかない、私。
「まぁ、とにかく、
ヌナに対するユノヒョンは、
今までの僕のデータにも無いくらい、前代未聞の状況なんです。
それくらい、本気だってことですから。
信じて、安心して、そばにいてあげてくださいね」
チャンミンくんにそんな風に言ってもらって
私は
少しずつ、落ち着くことができてきた。
★★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
