弟 ページ14
★★★
「うわ、チャンミンだ！そういえば昨日すっぽかしたようなもんだった…！」
ごめんね、と片手を上げて通話に切り替えるユノくん。
「もしもし！ごめんね、チャンミナ！連絡出来なくて…！
あ、うん。そうなんだ。うん。無事に…と言うか、うん。
え？なんで？え？あ、いや、良いけど…うん。
ちょっと待って」
ユノくんがチラリと私を見た。
「…？」
「…チャンミンが…Aさんと話したい、って…」
「……えっ……」
差し出されるユノくんのスマホ。
…昨日の今日で…
一体どんな顔で出ればいいの？？
あ、いや、顔は見えないのか。
「……あの…、もしもし……」
『…ヌナ』
「…あっ……はい…！」
『……ありがとうございます。勇気を出してくれて…』
「……え？」
チャンミン くんの言葉に目が丸くなった。
昨夜、必死な瞳で私に訴えかけてくれたチャンミン くん。
人はどこからでもやり直せる、と言ってくれた。
間違えたら
気付いたら
そこからまた、始めれば良い。
そう言うことだよね…？
「……お礼を言うのは……謝らなきゃならないのは…私の方だよ…？
私のために
…ありがとう」
『……………当たり前です。僕は、2人の可愛い弟ですからね！』
そんな、チャンミンくんの軽口が
今はとてもありがたかった。
感慨にふけていると
チャンミン くんのテンションの変わったのがわかった。
『で？』
……？
「………で？…で、とは？」
『…その後はちゃんと、話を進めたんでしょうね？！ヒョンと！』
「…えっ……あーー…………それは……」
『…………』
チャンミン くんの言いたいことは漠然と分かる。
分かるけど……
まだ
私には何も言えない…。
「……………」
返す言葉のない私に
チャンミンくんの方が先に口を開いた。
『ヌナ、ヒョンに代わって』
「えっ？！…あ、あ、うん」
言われるまま、ユノくんにスマホを返した。
「チャンミナ？Aさんとの話はおわったの？え？
ええっ？！マジで？！
ちょっ、ちょっと待ってよ、昨日の今日だし、そんな…！
え？いや、そうだけどさ、いやちょっと、チャンミナ！！」
何やら慌てふためくユノくんは
やがて、スマホをじっと見つめはじめた。
「…ユノくん？」
思わず心配になって声をかけると
「……チャンミンが来る……」
「え？」
「チャンミンが………一緒にご飯食べる、って…」
……え？
★★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
