そして2人 ページ13
★★★
「この度は、寛大なお言葉をありがとうございます。
これからのことは…2人に任せることにします。
本当にありがとうございます」
お父さんの言葉に
お母さんも、そして、美咲も慌てて頭を下げた。
その様子に、
私も慌てて立ち上がる。
ふらつく私を支えてくれる手が、背中にあった。
「あ、ありがとうございます！」
ユノくん共々、
そう言って頭を下げる。
ありがとう。
本当にありがとう。
私を待ってくれて。
私を許してくれて。
私を
愛してくれて…
★
その後、浩一さんは仕事に戻って行き
工藤夫妻も帰宅した。
美咲は真っ赤な顔でユノくんと握手して
「お姉ちゃんのこと！よろしくお願いします！」
元気にそう言ってくれて。
父と母は
「先に帰ってるから」
と、私を置いて帰ってしまった。
「…え」
ユノくんと2人、ホテルのロビーに取り残される。
この状態で残されて…
一体私はどうすれば…？？
隣に並ぶユノくんとの距離感が変わったことで
どう動けばいいのか…正解がわからない…。
「…Aさん」
「は、はい！」
不意に名前を呼ばれ、背筋が伸びる。
「お腹空きましたね。もうチェックアウトの時間だし、どこかで朝ごはん食べませんか？」
「…えっ……あ……えーと……」
いま、2人きりでご飯食べるなんて、絶対無理…！！
「…今はちょっと……胸がいっぱいでお腹は空いて…」
ぎゅるるるる〜……と。
私の意に反して、盛大にお腹が鳴った。
「……………」
「…………ぷっ」
真っ赤になる私と、
吹き出すユノくん。
「Aさんのお腹は正直ですね〜！！
どうします？何食べますか？ここは大通りだからメニューには困りませんよ？」
楽しそうなユノくんは
いつものユノくんだ。
……私だけが落ち着かないのか……。
そんな時、
ユノくんのスマホが鳴って
相手を確認したユノくんが目に見えて慌て始める。
★★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
