必殺技…YN ページ2
★★★
もぞもぞと胸元で何かが動き出す。
まだ完全に開ききらない瞳の状態で
胸の中にある温もりに癒されていたら、
いきなり布団ごと移動し始めて、
どすん！
と言う物音と共に、
毛布を剥ぎ取られた形の僕。
びっくりして目があいて、
いつもと違う状況に更に目が丸くなった。
次の瞬間、昨夜からの事が頭の中を駆け巡り、
さっきまでの温もりと
今の物音の原因が愛しい人であることを思い出し、
ベット下を覗き見る。
そこには
毛布でくるまり、小さく小さく丸まっていくAさんの姿。
その様子が可愛いすぎて
僕はゆっくりベッドから降りて
その毛布ごとAさんを抱き上げてベッドにおいた。
「……おはようございます」
僕もまた、そのまま横になって朝の挨拶をする。
「…………」
Aさんから返事は無い。
「おはよ〜ございま〜す！」
今度は少し元気に言ってみた。
「…………ます」
すごく小さい、声らしきものが聞こえる。
「朝ですよ〜！起きてくださ〜い！」
そう言いながらも抱きしめ続けていると、
しばらく動かなかった毛布の塊がゴソゴソと動き出し、
やがて
「ぷはぁっ！！」
と、Aさんが隙間から顔を出した。
「あっ…っつい！！！」
作戦成功、と言いたいところだったけど
Aさんはまた、頭からすっぽり毛布を被り、口元だけを出す。
「…なんで隠れてるんですか？」
僕の言葉に
「…………昨日、泣きすぎたから目が腫れて……半分しか開かないんです……」
僕からは鼻しか見えない状況になってしまった。
「…大丈夫ですよ？
目が半分開かなくっても、AさんはAさん。
僕にはどんなAさんでも可愛いですから。
だから気にせず顔出してください。
僕は、ちゃんとAさんと顔を合わせて挨拶したいです」
僕の言葉に
「……………」
また、Aさんは黙ってしまった。
…うーむ。
かくなる上は……
胸中複雑だけど、絶対にAさんが顔を出す必殺技を繰り出すしかないか…。
「…顔出さないと、キスしますよ？」
★★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
