見える尻尾 ページ37
★★★
ユノくんが私を好きだとか
ユノくんが私に告白したとか
あまりにも普通なことのように受け取っている皆に、正直面食らっていた。
どうして…
皆、どうしてそんなに普通なのか…。
とてもとても、
ユノくんと私では釣り合わないのに。
「そりゃあれよ！バレバレだったからよ！」
残業のできない真理子さんも珍しく残っている残業時間、
また、2人で自席で業務整理をしているときに真理子さんが言った。
「ユノ氏のお尻にはAちゃんに向かってる時だけブンブン振りまくってる尻尾が見えてたからね！」
「ええっ？！」
「普通気づかないかなぁ？あれだけ好き好きビーム出されてたのに！」
真理子さんが大笑い。
「まぁ、もともと人懐こい大型犬みたいなとこ、あるからなぁ…。
あ、そうか！
Aちゃんに向かって尻尾振ってるから、Aちゃんからは死角になってて分からなかったのか！！」
…えっ。
「周りから見たら一目瞭然だったんだけどね〜。
だからこその意地悪もあったんじゃない？周りの子から。
Aちゃんが気付いてないのを良いことに！」
真理子さんの言葉に
何かがストン、と落ちた気がした。
本当に？
ユノくんにとって私は特別だったの…？
誰とでも仲良くなるユノくんだから
それは私に対するものと同じだと思っていた。
私だけが特別だとは思わなかった。
「……皆と…同じだと思ってました…私」
「…うん」
真理子さんがうなずく。
「距離間違うしね？彼。
逆に皆が勘違いしそうなくらいなのに…。
Aちゃんこそ、勘違いして良かった人なのに」
そう言って、
「ああ！だから、か！
だから、Aちゃんなのか！」
そして、笑った。
「…え？」
「そこで勘違いしないAちゃんだから！
だからAちゃんなんだよ！ユノくんの特別は！」
真理子さんは笑いながらそう言ってパソコンに向かって行った。
★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
