進んでいく話 ページ35
★★★
「あ！そうなんですね！おめでとうございます！」
「あー、なるほど。とうとう告ったわけですね、ユノさん」
「御曹司と付き合う前にすれば良かったのにね〜」
「ほんとですよ。そうすりゃ余計な傷、背負わないで済んだのに」
清香ちゃんの鋭い一言に
「いや、そこはね。色々あったから…」
苦笑いのユノくん。
「何にせよ、やっと告白ですか！で？なんでAさん返事しないんですか？」
その鋭さが私に向いた。
「そうですよ、こんなイケメンに告白されるなんて、とんでもない事態じゃないですか！さっさと返事して捕まえないと、誰かに取られちゃいますよ！」
美和ちゃんが同調してそう言うのを
「あ、いや！僕の気持ちは変わらないから大丈夫です！！」
ユノくんがはっきりとした口調できっぱりと言い放つ。
「おー！言ってくれるね！ユノ氏！！
そうだよね！ずっと好きだったんだからそう簡単に心変わりはしないよね！」
「きゃーー！すごーい！」
「聞いてるこっちが照れちゃう！！」
「もう！さっさと返事してくださいよ、Aさん！！」
「そうですよ！ここまで言われるなんて、女冥利に尽きるじゃないですか！！」
目の前の
皆とユノくんとのやりとりを茫然と見つめていたら、
いよいよ皆さんの矛先が私に向いた。
「……へ？」
想像していなかった展開に私の頭はついていかない。
「目前にクリスマスもあるんですよ？！ちゃんと捕まえておかないと！」
「良かったですね！これで寂しいシングルクリスマスとはサヨナラじゃないですか〜！」
「あ、いやそれが……クリスマスは韓国からくる先輩のおもてなしがあって…[
申し訳なさそうに語るユノくんに
「えーー？！ユノさん、そこは彼女優先じゃないんですか？！」
「そうですよぉ〜！クリスマスですよ？先輩と彼女、どっちが大切なんですか！」
切々と訴える清香ちゃんと、美和ちゃん。
「あ、いやそうなんだけど…とてもお世話になった人だからお礼も兼ねてやっぱりおもてなししたいんだよ…
もちろん、僕もAさんとクリスマスしたかったんだけど…」
ユノくんは何故か必死に2人に言い訳をしている。
あ、いや、だから、先輩優先で全く構わないわけだし。
なんなら私、別にまだ彼女じゃないし。
目の前でどんどんと話が進むのを
ただ呆然と見ていた。
★★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
