ファミレス ページ16
★★★
「散々待たされてファミレスですかぁ〜」
通された席に着席するなり、メニューをガッ、と広げるチャンミンくん。
「…悪かったなぁ。とりあえず急いで食べたいって言うから…」
少し膨れ気味のユノくんに
「ノープロブレム！！
ファミレス、スープバーもついてるし、サラダバーもついてるし！申し分ないじゃないっすか！！」
チャンミンくんはニコニコとそう言って、
「あ、僕このコースで！！」
隣に並ぶウェイトレスの女の子にニッコリ笑いかけた。
「か、かしこまりました！」
真っ赤になる女の子。
そうだよねぇ。こんなイケメンにニッコリされたらそうなるよねぇ。
「Aさんは？どれにする？」
隣に座るユノくんが私にメニューを差し出してくれる。
「…あ……えっと……」
私の言葉に耳を傾けようと思ってくれているせいか
気持ち、身体が寄せてくるのが気になって仕方ない。
「わ、私このハンバーグセットで…！」
「お！僕も同じの考えてた〜！！じゃあ僕たちハンバーグセットで二つ！フルセットで！！」
そう言ってニッコリ笑いながらチョキ、でウェイトレスさんを見るユノくんに
「はっ、はい！！かしこまりました！！」
やっぱり真っ赤になっていた。
…そうだよねぇ。
そうなるよねぇ。
こんなイケメンに満面の笑みで言われたら
ドキドキしちゃうもんね。
達観の笑みでその様子を見ていたら
やにわにチャンミンくんが立ち上がった。
「スープとサラダ、取ってきます！」
並々ならぬ決意を込めた瞳と、握った拳にやる気を漲らせている。
「い、いってらっしゃい！」
思わず声をかけた。
「あ、ゆ、ユノくんも行っといでよ。私、荷物番してるし」
通路側にいるユノくんに声をかけると
「…じゃあ、ちょっと様子を見てきますね！」
そう言って立ち上がって行った。
サラダバーのあたりに並ぶ2人は
チャンミンくんの持っているプレートに山盛りのサラダを差し引いても
惚れ惚れするほどカッコ良い。
周りに座るお客さんの視線も徐々に2人に集まっていて
まるで2人がスポットライトを浴びているような錯覚まで覚えた。
やがて私の視線はユノくんに集中する。
…あんなに素敵な人が
……私を好きだと言ってくれる。
それは
まだどこか私には他人事のような感じがして
飲み込み切れないでいた。
★★★
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ゆうの(プロフ) - かえるさん» ヒチョルでしたー！！(*^^*) (2019年12月23日 8時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - ヒチョルでしたか… (2019年12月23日 3時) (レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» それね！！！もちろん！！チラッと出しますとも！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - むかぁーしむかーし、ヒチョルとユノがいるところをユノの彼女が見て怒って別れたらしいのよ女性より色気あるからヒチョル (2019年12月22日 23時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» えっ、……ゆ、YUNのさん、噂のお話とは……！！！ (2019年12月22日 23時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年11月8日 21時
