現れた男 ページ20
★★★
バーから出ようとカウンターの席から降りた時だった。
ちょうど店のドアも空いて
「…はぁっ………はぁっ……！」
整わない呼吸で肩を大きく揺らしながら店内をキョロキョロと見渡し、
私を見つけて目を丸くしたのも束の間、
カツカツと靴跡を響かせて私の真正面にやってきた…
「チャ…チャンミン…くん……？！
どうしてここに…？？」
チャンミンくんは後ろにいる浩一さんも視界に捉えた。
「…今日が結納ですって？」
私、と言うよりも浩一さんに向けられた言葉のようだった。
「随分急ぎますね…」
「…婚約者という立場の方が…動きやすいことも多いのでね…」
.少し硬さの残るチャンミンくんの言葉とは真逆で
浩一さんの声は落ち着いている。
チャンミンくんは
ゆっくりと浩一さんと私を交互に見る。
「…大学の友達がこの店でバイトしてるんです。
僕にはある程度の連絡網があって…
ヌナの顔は大学の仲間のうちでは知られているので…
そこから、ヌナがこの店に来ているのを知りました」
そう言って、真っ直ぐに私を見た。
「どうしても……確認したいことがあって…」
…確認したいこと？
「…僕は…ヌナが大切です。
…そして浩一さんも…好きです。
日本でできた大切なヌナであり…ヒョンですから…。
だから…2人には幸せになってもらいたい」
ゆっくりと噛み締めるようにそう言うと
「すみません、ヒョン。Aさん、少しお借りします」
更にそう付け加えて私の腕を取った。
「え？ええ？？」
目が点のまま、そのまま店の外へと連れ出された。
★★★
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まい - ピアスの件は話すことができてよかったと私も思いました。私はユノさんよりちょっと年下(ほぼ同世代)ですが、こんな風に思われたらキュンとしちゃいそうです(*^^*) (2019年11月7日 20時) (
レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 裕さん» いつになったらなれますかね〜^_^; (2019年11月7日 18時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 素直になれ〜〜〜ヾ(･ω･｀) (2019年11月7日 16時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 裕さん» 激しいツッコミをありがとう！！ (2019年11月7日 15時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - おいおいおいおいーっ！！！素直にならないとまぁ〜た誰かを傷付けちゃうわっ！(≧Д≦) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年10月14日 17時
