お開き ページ18
★★★
無事に交換を済ませて、
美咲お待ちかねのデザートタイムを満喫し…
「さて、それじゃあそろそろお開きにするか！！」
工藤さんの一声で
無事、食事会は終了、の運びとなった。
席を立つと
素早く浩一さんが私のそばに来てくれて
「どうぞ」
左腕を差し出し、エスコートをしてくれる。
「……あ……はい」
断る理由はもちろん無く、
大人しくその腕に右腕を重ねた。
そのままゆっくりと皆の方へ振り向いて
2人でお辞儀をした。
「本日は、2人のために会食の場にお集まりいただきまして、ありがとうございました。
父さんと母さんにはいつもの部屋だけど、
Aさんのご両親と美咲ちゃんには、別館の新しい部屋を準備しているので、どうぞ明日のチェックアウトまでゆっくりと過ごしてくださいね」
浩一さんがそう言ってにっこりと笑った。
本当にやる事がスマートだな、とつくづく思う。
「…じゃあ、Aちゃん？行こうか？」
そう言って覗き込まれるから
ドキン、と心臓が鳴った。
どこか遠くに感じていたけど
そうだった。
私はこれから、浩一さんとお泊まりなんだった。
「いいなぁ、お姉ちゃん！スィートルームだなんて！
私も見てみたーーい！！」
「美咲ちゃんの泊まる部屋も、ちょっと特別なんだよ？
スィートルームは、美咲ちゃんも旦那さんが出来た時に準備してあげるね！」
「わ！ほんと？！約束ね！」
そんなやりとりの2人は、指切りゲンマンして盛り上がっている。
私の気恥ずかしさは
美咲の言葉でなんだか少し吹っ飛んだ。
「じゃあ！私たちは少し喫茶コーナーでおしゃべりしましょうよ！
ここのチーズケーキ、本当に美味しいの！」
澄江さんがそう言って母の手を取るのが見えた。
「おいおい、まだデザートが入るのか？！」
目を丸くするお父さんたちはそのままに、
美咲の手も引きながら澄江さんとお母さんが行ってしまった。
「…やれやれ。
じゃあ俺たちは…ホテルのバーで…」
工藤さんがくいっ、とグラスを傾けるジェスチャーをして
「良いですね！ホテルのバーで飲むなんて、何年ぶりかな！」
父がそれにのる。
「新館のバーのバーテンダーがオススメなんだが〜
なんせ大安の土曜日だから結婚式の二次会が多くて全く空きがなくってね〜」
「ほう。そんな評判のバーテンダーがいるんですか！」
「ぜひ、今度空いてる時にでもいきましょうや」
工藤さんと父も、仲良く個室を後にして行った。
★★★
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まい - ピアスの件は話すことができてよかったと私も思いました。私はユノさんよりちょっと年下(ほぼ同世代)ですが、こんな風に思われたらキュンとしちゃいそうです(*^^*) (2019年11月7日 20時) (
レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 裕さん» いつになったらなれますかね〜^_^; (2019年11月7日 18時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - 素直になれ〜〜〜ヾ(･ω･｀) (2019年11月7日 16時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 裕さん» 激しいツッコミをありがとう！！ (2019年11月7日 15時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
裕(プロフ) - おいおいおいおいーっ！！！素直にならないとまぁ〜た誰かを傷付けちゃうわっ！(≧Д≦) (2019年11月7日 15時) (レス) id: 277fbb4572 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年10月14日 17時
