あの日のこと…YN ページ10
★★★
分かっていたとはいえ
やはりショックは否めなかった。
「Aさんと、結婚を前提にお付き合いをさせていただいてます。工藤浩一と申します。
ご挨拶が遅くなり、申し訳ありません」
そう言って頭を下げた御曹司。
「え…」
目を丸くするAさんのご両親。
続いて、奥さんも工藤氏も挨拶をした。
「浩一の母です。
Aさんとは、お店のトイレで具合が悪くなってしまったところを助けていただいてからのお友達なんですよ」
「えっ…」
奥さんの挨拶にAさんのご両親はさらに目が丸くなった。
「浩一の父、工藤誠一郎です。
俺は…飲み屋で酔っ払ってAに絡んでやり込められてからの付き合いです。
よろしくお願いします」
「…ええっ？！」
声まで上がってしまったお母さん。
「あっ！別に喧嘩したとかじゃないからね！！
酔いすぎた工藤さんに酒を飲め、って言われたのを断っただけだから！！」
Aさんが慌てて言葉を足す。
「ええっ？！」
今度はお父さんの声も上がった。
「ああ、いや、それに関しては一方的に俺が悪いんで、Aにはなんの落ち度もありませんから」
「そうらしいんですよ。
車だから飲めない、ってしっかりお断りを入れたAさんに面倒くさく絡んだんですって。
それに対して一切臆することなく、真正面から対峙されたと聞いてもう、なんて素晴らしいお嬢さんなのかしら！と、私思ってたんです！」
工藤氏のフォローに、
奥さんが更に熱い言葉を続けた。
あの日の光景がよみがえり、思わず頬が緩む。
「…思い出してんね？ユノくん」
隣にいたAさんがジロリ、と僕を睨んだ。
「…あ、、いえいえ。とんでもない」
反応してくれたことが嬉しくて、更に破顔する。
そんな立場ではないことはわかっているのに
それでもAさんの意識が僕に向くとやっぱり嬉しくて。
「…そ、そんなことがあったんですか…そうですか…
ま、まぁその…立ち話もなんですから…おかけください…」
いきなりのカミングアウトに
多少の動揺を隠せず、お父さんがそう言って椅子を進めた。
それじゃあ、と皆でソファテーブルを囲む。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 引っ込みは……………………さて。ゴールテープは目前まで来ました！ライブ開始までに終わらないかなぁ！！ (2019年10月13日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» YUNのさん、一体私をどんな体質だと…！(笑) 大丈夫ですよ〜(多分) もうエピローグは見えてきました！(おそらく) (2019年10月13日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - あの〜？もう１つの目的って 変な方向へ進みませんよね？？？？ゆうのさんS体質なので、、、、 (2019年10月13日 16時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - えー…御曹司と並んだらダメじゃん！どうしてくれるんですか、これ！引っ込みつかなくなりそうやん(泣) (2019年10月11日 20時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 並ぶ場所間違ってますよ？ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年8月4日 9時
