乗り越える壁11 ページ35
★★★
思いがけない真由美の言葉に
驚きを通り越して軽くショックを受けていた。
単純に、役に立たなかった私を嫌っている、と思っていたから。
でも
もっと深いところに原因があった‥…の……？
私は、女の子らしいことをいとも簡単にやってのける真由美を
素直に凄いなぁと感心して見ていた。
「……確かに…
真由美になりたい…と思うことはなかったけど…」
真由美の肩が大きく揺れる。
「…真由美の事は…可愛くて好きだったよ…？
……それじゃダメなの？」
「…………え」
「…さっきも言ったけど……友達は勝ち負けじゃないよね…？
…損得でもない。
ただ、好きだから。
一緒にいて楽しいから。
だから…友達なんじゃないの？」
真由美は、俯いたまま動かない。
「……それでいくと…私はたしかに真由美が好きだったよ……」
真由美の頭が少しだけ上がった。
「……大事な友達だと思ってた…。
私たちに隠れてしまって目立つことはなかったけど
でも、同じような身長の私にはよく見えていたよ？
可愛くて女の子らしい子だって。
真っ赤な顔して必死についてくる真由美は
同性の私から見ても守ってあげたい、と思っちゃうくらい。
比べる必要なんか無かったんだよ。
真由美は真由美で、
私は私で。
私が真由美になるのは無理なように
真由美だって私になる必要なんか無いんだよ…」
あのまま
あの時の真由美のまま、成長して
そして
普通に結婚していれば
毎日暖かい家庭を築けていただろう。
旦那さんのために
綺麗な家で
美味しい料理と
きめ細かいお世話をしていたに違いない。
「……だけど
私が好きになった人は皆、Aちゃんを好きになるのよ？
私のままじゃ無理だったのよ？」
真由美の視線が少しずつ私に向かい始める。
「そんなん！私がそばにいるんだからそんな感じにもなるよ！」
「……え」
「だってあの頃、いつも一緒に遊んでた相手だよ？！私にとってもそうだけど、相手にとっても一番近い異性はお互いなわけで、さ。
そうすりゃ、なんとなくそんな気にもなるんじゃ無いの？！
その証拠に、皆、私とは違うタイプとちゃんとお付き合いしてたじゃない！」
そう。
まだ、恋とか愛とか付き合うとか、
そんな事が漠然と目の前にあるだけのあの頃。
身近にいる異性に目が向くのはある意味当たり前だと思う。
でも、彼らはちゃんと、私とは違うタイプの新しい彼女とちゃんとお付き合いを始めた。
「それにさ…」
★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 引っ込みは……………………さて。ゴールテープは目前まで来ました！ライブ開始までに終わらないかなぁ！！ (2019年10月13日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» YUNのさん、一体私をどんな体質だと…！(笑) 大丈夫ですよ〜(多分) もうエピローグは見えてきました！(おそらく) (2019年10月13日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - あの〜？もう１つの目的って 変な方向へ進みませんよね？？？？ゆうのさんS体質なので、、、、 (2019年10月13日 16時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - えー…御曹司と並んだらダメじゃん！どうしてくれるんですか、これ！引っ込みつかなくなりそうやん(泣) (2019年10月11日 20時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 並ぶ場所間違ってますよ？ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年8月4日 9時
