乗り越える壁7 ページ31
★★★
視線が合わないまま、真由美の言葉は続いた。
「…みんなみんな…Aちゃんばっかり……。
唯一接点のなかった俊哉さんだって…
中学生の時に父に紹介されてからずっと好きだったのに…
私の気持ちを知ってるのに、親が決めた相手と結婚してしまって…！
本当に気持ちが欲しい相手はいっつも私を見てくれない…！」
あの男の名前が出てきて
一瞬、心がざわついた。
「…あの男とは…いつから…なの？」
「……中学3年の夏…父の紹介で家庭教師をしてもらってから…よ…」
「….その頃から…好きだったの…？」
「………好きだと思ったのは少し経ってから…だけど…」
…そんな昔からの付き合いだったんだ…
「……それが…どうして不倫なんかに…?」
「……………」
友達の不倫話なんて特別聞きたいわけではないけれど
今回の一件は、この2人の不倫関係が発端だから避けては通れない。
けれど
「……真由美？」
真由美はなかなか口を開かない。
「…………仕方ないんだ…って」
「…え？」
「……私たち…密かに付き合ってたけど……
俊哉さんは立場のある人だから…結婚にはどうしても条件がある…って」
「…………は？」
真由美の言葉に私の目が丸くなる。
「……だから…今の奥さんとの結婚は仕方ないんだ…って。
親の決めた相手だし、断るわけにはいかないんだって」
「………それで…？
あの男は結婚して………真由美は影であの男と不倫してたわけ？」
「不倫不倫って言わないでよ…！
元々高校生の時から付き合ってたのは私の方なのよ？！後から出てきたのが奥さんなの！！
俊哉さんは親の関係で結婚はするけど、ほんとに好きなのは私だ…って言ってくれたんだもの！
それに実際、うまく付き合ってこれてたの！今までは！」
「ちょっ…ちょっと待って…！」
真由美の言葉に思わず止めに入った。
「ええと…あの男と付き合ってたのに、私の彼に声かけてたの？！」
「……そうよ！
私からなにもかも奪っていくAちゃんに腹が立ってたから私も奪いたかったし！
俊哉さんとのお付き合いだって
公にできない悔しさがあったの！
楽しそうにしてる人たちを見ていたら腹が立ったのよ！」
真由美の言葉が終わるのと同時に
パチーーン！
と言う乾いた音と
私の右手に激痛が走った。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 引っ込みは……………………さて。ゴールテープは目前まで来ました！ライブ開始までに終わらないかなぁ！！ (2019年10月13日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» YUNのさん、一体私をどんな体質だと…！(笑) 大丈夫ですよ〜(多分) もうエピローグは見えてきました！(おそらく) (2019年10月13日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - あの〜？もう１つの目的って 変な方向へ進みませんよね？？？？ゆうのさんS体質なので、、、、 (2019年10月13日 16時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - えー…御曹司と並んだらダメじゃん！どうしてくれるんですか、これ！引っ込みつかなくなりそうやん(泣) (2019年10月11日 20時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 並ぶ場所間違ってますよ？ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年8月4日 9時
