乗り越える壁 ページ25
★★★
あの件から数日経って、
弁護士を通して真由美が面会を要求してきた。
一連の件で謝罪したいと言う。
正直、顔を合わせたくない気持ちもあったけど
どこかできちんと決着をつけるべきだ、と思う冷静な自分もいて。
それに何より、
絶対に言ってやりたい一言があった。
佳奈にも相談して
「言いたいこと全部言ってやり！！」
その言葉に背中を押してもらって
私は真由美と会う約束をした。
待ち合わせ場所は私が指定した。
佳奈にも「なんでそこ？！」と驚かれたけど
そこが原点かな…と思ったから。
気持ちの良い秋晴れの日だった。
車を駐車場に停めて
中庭に向かう。
約束したのは
中学校の中庭。
真由美と言い合った場所だ。
日曜日だから、部活の子達が時々通って行く程度で
あとは涼しげな風が時々吹いては木々の葉を揺らして
ザワザワと空気を揺らす。
真由美は、すでに来ていた。
すとん、とした大きめのひざ下丈のワンピース姿。
靴もローヒールのパンプス。
化粧気も無くて
顔色があまり良くなさそうだった。
心労のせいか、もともと肉付きが良い方ではないのに、更に頬がコケるほど痩せている。
いつも
自信満々に私を見ていた真由美はそこにはいなかった。
「…待たせた？ごめんね」
真由美は少し強張った表情で頭を横に振った。
今までに見たことが無いような表情の真由美。
少し、胸が痛んだけど
でも、今日私は決着をつけるためにやってきた。
全てを終わりにして、そして始めるために。
私は
大きく深呼吸をして、真っ直ぐに真由美を見た。
「…とんでもないことに巻き込んでくれたな…って、
本当は顔も合わせたくなかったの」
私の言葉に
真由美の身体がビクッと震えた。
身体の横にある拳に
ギュッ…と力が入ったのがわかる。
「……ごめ…」
真由美が言いかけた言葉を
「真由美の大バカっ！！」
遮った。
目を丸くして私を見る真由美に構わず、
言おうと決めていた言葉を叫ぶ。
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 引っ込みは……………………さて。ゴールテープは目前まで来ました！ライブ開始までに終わらないかなぁ！！ (2019年10月13日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» YUNのさん、一体私をどんな体質だと…！(笑) 大丈夫ですよ〜(多分) もうエピローグは見えてきました！(おそらく) (2019年10月13日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - あの〜？もう１つの目的って 変な方向へ進みませんよね？？？？ゆうのさんS体質なので、、、、 (2019年10月13日 16時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - えー…御曹司と並んだらダメじゃん！どうしてくれるんですか、これ！引っ込みつかなくなりそうやん(泣) (2019年10月11日 20時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 並ぶ場所間違ってますよ？ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年8月4日 9時
