怒る妹 ページ22
★★★
「とんでもない事に巻き込まれてしまった、とは思うけどね。
でも、あんなに真剣にAを守ろうとしてくれる人たちがいるなら、母さんは余計な心配はしない。
あなたたちを信じてるからね！」
そう言って笑う母。
「……ありがとう」
母のこんな楽天的な性格にずっと助けられてきた。
「あとはね〜、
とにかく、幸せな花嫁になって欲しい！」
思いがけない言葉に目が丸くなり
「えっ……あ、うん…」
顔が赤くなった。
「わかった？！日本一、いや、世界一幸せな花嫁にならなきゃ駄目よ？！」
「…う、うん。大…丈夫だと思う…けど…」
距離を縮めてくる母の迫力に少々ひるみながらも
なんとか返事をする。
「だと思う、んじゃだめよ！そんな甘っちょろい気持ちでは夫婦はやっていけないんだから！！」
「え…」
「ちゃんと、お互い100パーセントの気持ちで向かい合わないと！！
生半可な気持ちで結婚したら後悔するんだから！」
ドキン、と心臓が鳴った。
母が高らかに宣言したその時、
「えっ？！なに？！結婚ってなんのこと？！！」
背後に 部活帰りの美咲が仁王立ちで
目をまん丸にして立っていた。
……あー…このタイミングで………
「結婚って、お姉ちゃん結婚するの？！決まったの？！なんでいきなり？！」
「ああ…ええと……うん。
婚約した……ってことになるのかな？」
「マジで？！いつのまに？！あ！もしかしてユノさん？！ユノさんと結婚するの？！」
いきなりの美咲の発言にまた、落ち着いた心臓が高鳴った。
「えっ…！ま、まさか！！なんでユノくん？！」
反論する声がうわずる。
「だって、この間一緒に車に乗ってたじゃん！
仲良さそうにしてたじゃん！」
「ああ…あの時はほら、会社の海水浴の帰りが一緒だっただけだし！
仲良いのはまぁ、同じグループで仕事してるから悪くは無いっていうか…」
私の言葉に
「えっ、……マジで…ユノさんじゃないの？！」
美咲はそう言ったっきり、絶句した。
沈黙にいたたまれなくなった私は
「…あ、あのね…たまたま知り合った人なんだけどね…」
浩一さんのことを伝えよう、と口を開いたら
「…いい。聞きたくない」
「え？…あ、美咲？！」
美咲は、頬を膨らませて2階へ上がって行ってしまった。
え？
呆然とした私に母が苦笑いで言う。
「美咲、ユノさん気に入ってたからね」
……そんなこと言われても……
★★★
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ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» 引っ込みは……………………さて。ゴールテープは目前まで来ました！ライブ開始までに終わらないかなぁ！！ (2019年10月13日 16時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» YUNのさん、一体私をどんな体質だと…！(笑) 大丈夫ですよ〜(多分) もうエピローグは見えてきました！(おそらく) (2019年10月13日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - あの〜？もう１つの目的って 変な方向へ進みませんよね？？？？ゆうのさんS体質なので、、、、 (2019年10月13日 16時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - えー…御曹司と並んだらダメじゃん！どうしてくれるんですか、これ！引っ込みつかなくなりそうやん(泣) (2019年10月11日 20時) (レス) id: ddaab80a3d (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 並ぶ場所間違ってますよ？ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年8月4日 9時
