謝罪…YN ページ42
★★★
ここは潔く事実を話して
僕の気持ちをはっきりと表して
そしてスッキリ振られてしまおうか、と口を開いたその時だった。
ものすごい物音と共に何かがなだれ込んできて
いきなりのことに驚いたAさんが僕の腕を掴むように背中に隠れる。
僕もとっさに両腕を広げ
直ぐに動けるように態勢を整えた。
頼ってくれた事を嬉しく思いながらも
目の前の事態を把握しようと素早く視線を移すと
「……えっ…」
そこにいたのは以前、会ったことのある工藤さんと、
そして、奥さんだった。
更にその後ろから御曹司も現れた。
「…ご、ごめんね、Aちゃん、ユノくん。
親父に話がいっちゃって…説明しているうちに慌ててやってきて…
この部屋にいることを伝えたらもう、なにもいうこと聞かずにこの有様で…」
御曹司が説明してくれている間にも
「Aさん！大丈夫なの？！
なんてことなの！貴女がこんな目に合うなんて…！」
「あ…ご心配…おかけしました…」
奥さんは僕を通り越し、背後で丸くなっていたAさんのところへ走り寄り、その手を取った。
身体のあちこちに視線をわたらせ、
片手でその様子を確認する。
「…どこか怪我とかしてないの？大丈夫？傷はない？
ああ、嫁入り前の娘さんがこんな目に合うなんて…！
怖かったでしょう？！悔しかったでしょう！
ああ！何より無事でよかった！」
奥さんはそう言ってAさんをしっかりと抱きしめる。
抱きしめられたAさんは
困ったように
少し潤んだ目で目を伏せ
奥さんの背中へと向けた手で優しく包み込んだ。
そして視線を上げ
御曹司と共にベッドサイドに立つ工藤さんを
申し訳なさそうに微笑んだ。
「…すみません、ご迷惑を…おかけしました…」
ホテルのオーナーに向けての謝罪の言葉なんだろう。
その言葉に僕も立ち上がり
「この度は
僕が原因でAさんを事件に巻き込み、その現場がこのホテルということで、大変ご迷惑をおかけしました！」
深く頭を下げた。
★★★
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かえる(プロフ) - あぁ〜そうでした。可愛い彼女がいると勘違いしてたんでした。佳奈さん、この勘違いどうにかしてくださーい！ (2019年8月4日 5時) (
レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
まい - うぅっ、またまた心苦しい展開になりそうですね…。実は先ほど、東京ドームから帰ってきました。SMTOWNLIVE楽しんできました！ (2019年8月3日 23時) (レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - えらい回り道してるけど、そろそろ闇から解放されますかね？(笑)少し先の未来はあちらで覗いてますけど、そこにたどり着くまでが波乱波乱(笑)そりゃ、ユノくんは大事大事にするよね(笑)続き楽しみにしています！！ (2019年8月3日 20時) (レス) id: 884c6663a2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» お久しぶりです！かえるさん！皆、並んだらオールスターみたいな感じですかね！妹ちゃんも大騒ぎしそう…！^_^; (2019年8月3日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» そうなんですよ。ある意味このまま結婚しても幸せじゃないですかね〜 (2019年8月3日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年6月10日 17時
