動く支配人代理…CM ページ50
★★★
支配人室のパソコンの前で斉藤くんからの添付デーを確認していたら
その斉藤くんから電話が入った。
「もしもし？データありがとう！今ちょうど確認………え？
ええっ？！」
斉藤くんの言葉に思わず大きな声が出て、
すぐ横にいた浩一さんをビクつかせてしまった。
「あ、ああ、うん、わかった、確認してみる！」
早々に電話を切って、僕はツイッターを確認する。
「…どうしたの？何かあった？」
心配そうに僕のスマホを覗き込む浩一さん。
「…ちょっと、…まってくださいね。今、斉藤くんの情報で……あ、あった！！見てくださいこれ！」
ホテルのタグ付けで
ついさっきの階下でのやり取りが動画としてアップされていた。
「…ええっ？！これうちのホテル…！！」
浩一さんが絶句する。
男たちが連行される様子や
女がタクシーから出てきたところ、
そこに竹下さんまで現れて何やら啖呵を切っているような迫力シーンまで。
「……これは………」
呆然とする浩一さんに
「……勝手に拡散コースですね…」
僕も呆気にとられながら答えた。
まさかの、
僕たちが行動を起こす前に、
本人たちの愚行と、昨今のこのSNSによる情報網によって
いとも簡単に露出してしまった。
「……はぁ〜〜……気が抜けた」
浩一さんが大きく息を吐いて椅子に座り込んで
「…おそらく…すぐにでも削除されるんだろうけど…
だけど流れたってことは…
火種は付いたまま…ってことか…」
浩一さんが
顎に手を置いて考え込んだ。
心のどこかで拡散してやりたいと思っていた野望は
男が自分の首を絞める形で実現された。
もちろん、
映ってしまった竹下さんやヒョンや小林さんにも火の粉がかかるのかもしれないけど
きっと皆はそれも覚悟の上で
それでも自分に間違いはない、と信じているから
顔を上げて進んでいくに違いない。
「…よし。
せっかくの火種を元に…
大きな花火を上げてやろうじゃないか…！」
浩一さんが
少しだけ悪そうな顔でそう言って笑った。
僕は少しだけ心配で聞いてみる。
「…浩一さん……ホテルは…大丈夫ですか…？」
僕の言葉に
「だいじょーーぶ！！
たまたま使われただけだし、これで知名度が上がる！ってくらいに考えとくから！」
そんな風に豪快に笑って、そして電話をかけた。
★★★
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千衣(プロフ) - 清香ちゃん格好いー♪清香ちゃんだからこその台詞だね♪ (2019年6月10日 3時) (
レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - いなほさん» 美人に正論吐かれるともうぐうの音も出ませんね！^_^; (2019年6月9日 21時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» 新曲も気になりますが、まずは目前に迫ったユノソロですね〜〜！！(*´ー｀*) (2019年6月9日 21時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» そうそう！母は強し！！ですもんね！まぁ、実際これから大変でしょうけども…^_^; (2019年6月9日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 自分が矢面に立つのも辞さない潔さ！！ここまで成長してくれるとは思ってませんでした〜〜^_^; (2019年6月9日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年5月19日 8時
