思わぬ人…YN ページ47
★★★
ギリギリでもチャンミンが来てくれて助かった。
現場にいた者として、奴ら3人と小林さんと僕は事情聴取のために警察署に向かわなくてはならなくなったから
後を託す人がいなくなるところだった。
かいつまんで浩一さんに話はしたけど
細かい事まではわからない訳だし。
これまでのことを全て知っているチャンミンと
現場でのことを知っている浩一さんが一緒にいてくれれば心強い。
クスリが効いて寝ているAさんはひとまず聴取は後ということで
後で女性警察官が部屋についてくれるそうで安心した。
観念したのか大人しくなっていた奴らは
ホテル前に着いたパトカーに乗るためにロビーを歩いていた時、いきなり暴れ出した。
「おい！なんで正面玄関なんだ！！
こんな衆人環視の中でパトカーに載せる気か！！
俺を誰だと思ってる？！地下駐車場に回せ！地下駐車場に！」
拘束された腕をブンブン振り回しながら叫ぶ。
その様子を少し後ろから普通に歩いて進む僕と小林さんは
「…あいつ…まだ自分の立場がわかってねーな。
あんな大騒ぎするから…ほら、逆に目立って写真撮られてるぞ」
ロビー内のお客さんが遠巻きに奴らを撮影しているのが見えた。
それに気づいた男はまた、大声で威嚇する。
「てめぇら、何勝手に撮影してんだよ！
勝手になんかに出してみろよ？！
家まで乗り込んでやるからな！！
俺にはその力があるんだよ！！」
その様子も撮影され
騒ぐ奴らはさらにしっかりと警察官に拘束されて先へと進んで行った。
玄関を出た時、
ちょうど着いたばかりのタクシーから
思いがけない人が降りてきた。
「……え」
男が言葉に詰まる。
降りてきたのは
真由美さんだったから。
事情を知る人間の動きが止まった。
「………」
強張った表情の真由美さんも
その場から動けなくなっていた。
男は
その真由美さんを無視してパトカーに乗り込もうとする。
「……あ」
ようやく1歩を踏み出した真由美さんに
「おまわりさん！彼女、この男の不倫相手でこの騒ぎにも大いに関係のある女なんで一緒に連れて行ってください！」
僕の背後から小林さんが大きな声で言った。
目を丸くする彼女。と、
「おっ…まえ！！何勝手に…！」
おそらく、真由美さんとの件はそのままにしておきたかったであろう、男が
顔を赤くして小林さんを睨みつけた。
★★★
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千衣(プロフ) - 清香ちゃん格好いー♪清香ちゃんだからこその台詞だね♪ (2019年6月10日 3時) (
レス) id: 831be97d67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - いなほさん» 美人に正論吐かれるともうぐうの音も出ませんね！^_^; (2019年6月9日 21時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» 新曲も気になりますが、まずは目前に迫ったユノソロですね〜〜！！(*´ー｀*) (2019年6月9日 21時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» そうそう！母は強し！！ですもんね！まぁ、実際これから大変でしょうけども…^_^; (2019年6月9日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 自分が矢面に立つのも辞さない潔さ！！ここまで成長してくれるとは思ってませんでした〜〜^_^; (2019年6月9日 20時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2019年5月19日 8時
