年下の男 26 (ページ34)

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色仕掛け…CM ページ34

★★★

「えっ……」

彼女の目が丸くなる。

身体の線をなぞるように進ませた手で

彼女の指先を弄ぶ。

彼女の肩を押して

ベットに仰向けにさせた。

拘束した腕が背中にあるから

すこし寝苦しいだろう。

彼女の頬に触れて

ゆっくりと撫でながらその手を胸元まで滑らせた。

ワンピースのボタンを一つ、外す。

「…嫌いじゃないでしょ…？こういうの…」

上から見下ろす事で邪魔になる前髪をかきあげて

ニヤリ、と笑ってみせた。

「チャ……チャンミン…くん…」

彼女の頬が赤く染まるのが見える。

拒絶しないことに辟易しながら

二つ目のボタンを外す。

下着が見えてきた。

「……綺麗だね…」

下着がね。

ニッコリ笑ってみせて
三つ目のボタンに手をかけた時

「…だ…ダメよ、チャンミンくん…

私、今はダメなの…！」

ようやく彼女から拒否の言葉が出てきた。

「…どうして…？

だって…バーで一緒に居てくれるって…言ったよね？

フラれた僕を…慰めてくれたよね…？

…やっぱり僕…魅力ない…？」

眉を思い切り八の字にして

困ったように彼女を見る。

彼女も同じように困ったような顔で

「…ち、違うの。
チャンミンくんに魅力がないなんて事はないの。

本当なら慰めてあげたいけど…

ただ…今の私は

今の私は無理なの……！」

懇願した。

…ふぅん。

一応お腹の子のことを考えてはいるわけか…

そんなことを考えながらも

「…どうして…？

僕はもう……真由美さんにまで拒否されたら耐えられないよ……」

消え入りそうな声で

そのまま彼女に覆いかぶさった。

「チャ…チャンミンくん…！」

僕の下で

慌てる彼女の声が聞こえる。

彼女の耳元で

さあ、

種明かしを始めよう。

★★★