ユノくんの用事 ページ10
★
「ええと…ここで良いの？」
「はい！ありがとうございます！！Aさんも降ります？用がなければ僕、ダッシュで行ってきますけど！」
「え？あ……それじゃあ…私もちょっと見ようかな…」
「では、行きましょう、一緒に！」
ユノくんがニコニコ笑う。
周りも明るくしてしまうお日様の笑顔だ。
ユノくんを乗せて来たのは、寮にほど近い大型のスポーツグッズ専門店。
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ユノくんに呼ばれて行った先で
毎日の練習のためにトレーニングウエアを新調したいけど、
買いに行く余裕がなかなかないから帰りに私に連れて行ってもらえないか、という話だった。
「すみません。ただのわがままで…」
そう言ってユノくんは赤い顔をして頭をかいた。
寮の皆で帰る予定だったけど、自分の事に皆を巻き込むのも申し訳ない、と一か八かで私にお伺いを立ててきたらしい。
で、皆の手前仕事っぽい雰囲気を醸し出していたそうで。
真由美はもちろんのこと、
私自身も
彼女さんのためになるべくユノくんと二人きりになるのは避けたい、と思っていたけど
短時間の買い物のお付き合いくらいは許されるかな、とユノくんと一緒にやって来た。
恐縮するユノくんに、
「いえいえ。
ユノくんにしっかり参加してもらう事で色々と相乗効果が期待できるので、
これはある意味先行投資だから大丈夫！」
そう言って答える。
そう。
これは我が部のためにもなる事だ。
「…先行投資？？」
上目遣いで頭にクエスチョンマークが浮かぶユノくんに
「行くよ！閉店時間まであまり時間が無いから急がないと！」
先へと進んで声をかける。
「あ、はい！！」
元気の良い返事でユノくんがついてきた。
それからは
スポーツブランドショップが立ち並ぶ中を、ウエアを目指して2人で進む。
「Aさん、これとこれならどっち？」
時々そんな風に確認されて
「…うーんと……右！」
どっちも似合うから甲乙つけがたい所を何とか結論づけて返事をすると
「やった！僕と同じ意見！」
そう言ってにっこり笑ってガッツポーズを作るユノくん。
………劇的に可愛いんですけど……。
「Aさんにはこれが似合う！」
そう言ってニコニコとレディースのトレーニングウエアも差し出してくれるから
「…あ、そう？」
なんてその気になってオススメのウエアを持ってレジに並んでしまっている私。
終始大男の無敵の可愛さにやられっぱなしだった。
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ゆうの(プロフ) - nononoさん» ハイタッチとか、ハグとか、男同士は簡単にするけど実際の韓国男児って、女性に対してはどうなんだろう？？ユノも普通にサラリーマンだったらするのかなぁ？？ (2018年12月22日 8時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» スタンド席の皆さんは野鳥の会よろしく、双眼鏡ガン見かも…？！コバさんは、しっかり自宅で綾音さんと練習した甲斐がありました！ (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» コバさんの考えはシンプルでポジティブでストレートなんで気持ちが良いですよ〜。のこさん、是非コバさん誘って人生語り合ってくだされ。 (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 影に隠れていても何もならない、と実感している彼女は、使えるものはなんでも使って自分の欲望を満たそうとするでしょうね。お互いが弱点だから、そこを突かれたら身動き取れなくなりますね、2人とも。しかも、ヒロインは彼女にトラウマが…。^_^; (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
nonono - ハグ〜(//∇//)の文字だけで、ヘラヘラしてしまふーwwwやったねー！一瞬かもしれないけど、喜びを一緒に感じて良かった！ (2018年12月18日 19時) (レス) id: 399d76873f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年10月27日 1時
