体育大会 27 ページ46
★★★
人数の足りないところに入って競技をする。
今年はユノくん効果で例年とは比べものにならないくらいの参加者がいて
例年ほとんど出ずっぱりの私の出番もほんの少し。
応援団も多くて張り合いが出る。
ここでもそれなりの成績を上げてきて
我が部は本当に優勝圏内にいた。
午後の部後半は
いよいよ、メインとも言えるバスケやバレーの準決勝と決勝戦。
そして一番白熱するドッチボールが控えている。
普段なら該当する部の社員くらいしか残らないのに
今年はユノくんが参加しているからか決勝までびっちりとギャラリーがいて
驚くと共に、いつもはない緊張感が漂い始めた。
「いまだかつてこんなに賑わった決勝戦なんて見たことあります？！Aさん！！」
バレーコートへと進むべく、トレーニングウエアの上着を脱いだ私に
前ちゃんが興奮気味に鼻息を荒くしてまくし立てる。
「…ないね」
苦笑いの私の視線の先、
すでにコートに入ったユノくんに向けてギャラリーから応援の声がかかって
ユノくんがその声に応えてニッコリ笑って手を振る様子が見えた。
と、同時に悲鳴のような雄叫びが上がる。
「…ユノさんには緊張する、という言葉は存在しないんですかね…」
同じ視線の先を確認して前ちゃんが呟いた。
「…普段から注目浴びる人だから…今さらなのかもしれないねぇ…」
思わず返す私に
「…Aさん。我々はそんなユノさんの陰に隠れながら、地道にがんばりましょうね！！」
前ちゃんが私の手を握って至極真面目にそう言った。
「…もちろんだよ、前ちゃん！地道が一番！頑張ってきます！」
その目に応えて私もコートへと進む。
せめて足は引っ張らない様に頑張らないと…！
コートに入った私を見たユノくんは
「Aさん……強張ってますよ、顔」
そう言って苦笑い。
「ユノくんと違ってこんなにギャラリーに囲まれる事なんてないのよ！
免疫ないから緊張ハンパないの！」
「リラックス！リラックス！」
そう言って肩を上げ下げしてみせるユノくんだけど
「言うだけでリラックス出来るならとっくにしてるよ〜〜！」
まだまだ身体に力の入る私。
そんな私にユノくんはものすごく真面目な顔で
「Aさん、周りは全部ジャガイモです！」
と、のたまった。
★★★
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ゆうの(プロフ) - nononoさん» ハイタッチとか、ハグとか、男同士は簡単にするけど実際の韓国男児って、女性に対してはどうなんだろう？？ユノも普通にサラリーマンだったらするのかなぁ？？ (2018年12月22日 8時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» スタンド席の皆さんは野鳥の会よろしく、双眼鏡ガン見かも…？！コバさんは、しっかり自宅で綾音さんと練習した甲斐がありました！ (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» コバさんの考えはシンプルでポジティブでストレートなんで気持ちが良いですよ〜。のこさん、是非コバさん誘って人生語り合ってくだされ。 (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 影に隠れていても何もならない、と実感している彼女は、使えるものはなんでも使って自分の欲望を満たそうとするでしょうね。お互いが弱点だから、そこを突かれたら身動き取れなくなりますね、2人とも。しかも、ヒロインは彼女にトラウマが…。^_^; (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
nonono - ハグ〜(//∇//)の文字だけで、ヘラヘラしてしまふーwwwやったねー！一瞬かもしれないけど、喜びを一緒に感じて良かった！ (2018年12月18日 19時) (レス) id: 399d76873f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年10月27日 1時
