体育大会 25 ページ44
★★★
決勝直前で敗退となった前ちゃんを
ユノくんと2人、労っていたら真由美がやってきた。
前ちゃんと私を一瞥すると、すぐに視線はユノくんに注がれる。
「ユノくん、私の頑張りも見ててくれた？」
「え、…あ、はい。残念でしたね」
ドキッとするくらいの至近距離の真由美に
ユノくんは動じる事なく言葉を返す。
あまりにお似合いで
まともに見ることができない。
そんな自分の弱さが嫌で
逃げるようにコバさんを探してしまう。
「あ！コバさんの決勝が始まるよ、前ちゃん！」
「本当だ！！これは最前列で応援しなくては！！
行きますよ！ユノさん！」
応援団長、前ちゃんは、
真由美から引き剥がすようにユノくんの腕を引っ張ってギャラリーの最前列を目指す。
そんなユノくんと前ちゃんを見ても平気な私は
やっぱり真由美だけを特別に感じているのがありありとわかって
益々、自分の心の弱さ、狭さに嫌気がさしてしまう。
私だってユノくんにとっては同僚の1人に過ぎないのに…。
そう思いながらもコバさんを応援するために私も前へと進もうとした時
「…Aちゃん、得意だもんね。
人の恋路を邪魔するの」
真由美の呟きが耳に届いた。
その途端、
情けない私の心はまた、動かなくなる。
「…………」
ギュッ…と何かに心臓を掴まれたようだ。
「Aさん！何やってるんですかー！始まりますよ！コバさん！！」
前ちゃんに声をかけられるまで
まるで金縛りにあったように動けなかった。
「…あっ…はい！今、行く…！」
真由美がどんな顔をしているのか、
怖くて見ることが出来ないまま
前ちゃんとユノくんを追った。
★★★
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ゆうの(プロフ) - nononoさん» ハイタッチとか、ハグとか、男同士は簡単にするけど実際の韓国男児って、女性に対してはどうなんだろう？？ユノも普通にサラリーマンだったらするのかなぁ？？ (2018年12月22日 8時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» スタンド席の皆さんは野鳥の会よろしく、双眼鏡ガン見かも…？！コバさんは、しっかり自宅で綾音さんと練習した甲斐がありました！ (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» コバさんの考えはシンプルでポジティブでストレートなんで気持ちが良いですよ〜。のこさん、是非コバさん誘って人生語り合ってくだされ。 (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 影に隠れていても何もならない、と実感している彼女は、使えるものはなんでも使って自分の欲望を満たそうとするでしょうね。お互いが弱点だから、そこを突かれたら身動き取れなくなりますね、2人とも。しかも、ヒロインは彼女にトラウマが…。^_^; (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
nonono - ハグ〜(//∇//)の文字だけで、ヘラヘラしてしまふーwwwやったねー！一瞬かもしれないけど、喜びを一緒に感じて良かった！ (2018年12月18日 19時) (レス) id: 399d76873f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年10月27日 1時
