体育大会 19 …YN ページ38
★★★
前さんの指示で一通りギャラリーへ目を配り終えて
一息ついたところで今度は周りに男性社員が集まり始めた。
あ、もう午後の競技が始まるのかな？と居住まいを正していると
「よお！」
「こんにちは〜！」
「初めまして！」
そんな風に声を掛けられた。
「あ、初めまして！」
頭を下げる。
「いや〜〜、女子に囲まれてるからなかなか声かけ辛くてね〜〜」
「そうそう。話してみたかったんだけどさぁ…」
どうやら僕と話をしようと声を掛けてきてくれたようだった。
同期以外で他の部の人たちと話をする機会はあまりないから
とても新鮮で楽しい。
たわいもない話をしているうちに午後の競技の開始時間がやってきたから、
お互いの健闘を祈りつつ、持ち場についた。
午後はいよいよ小林さん渾身のスリッパ飛ばしだ！
「…午後イチはしばらくお花畑的なゆる〜〜い競技が続くんですよ。
満腹でいきなりハードな競技やるとヤバイので…」
「えっ…！」
気がつけばまた、前さんが僕の背後にいて、
そしてやっぱり耳元で囁いた。
「ゆる〜〜い、って……前さん」
思わず苦笑いの僕に
「仕方ないんですよ！ユノさん！
老若男女が集う会社行事なんですから、運動神経抜群の人間ばかりではありません！
ガッツリやりたい人と、そうではない人、
皆が無理なく参加できるものを、と考えると
こういう運を天に任せるような競技も無いとやってられない訳ですから！
ある意味貴重な潤滑油なんです！」
そう言って、こくこくと深く頷く。
たしかに…スリッパ飛ばしの面々は年齢層が上の方が多そうだ。
「しかーし！ユノさん！！
気を抜かないでサービス頼みますよ！！
あくまでうちの部をめいっぱい応援しながらも、
周りに気を配る！
そして、相手のプレイヤーにもニッコリ微笑めばもう、イチコロです！！」
そう言って自分の口角を上げ、
そこを両手で指差す。
「…は、はい」
逆らわない方が身のためなのが
なんとなくわかるから大人しく返事をした。
「それにしてもAさんがいないじゃないですか？！どこ行ってるんですか？ユノさん！」
「え？あの、なんで僕…」
「もう！私がそばにいられない時はAさんにちゃんとユノさん管理してもらわなきゃならないのに！」
そう言って前さんが周りを見回す。
さっきの今、で
Aさんとなんだか顔が合わせにくいなぁなんてちらりと思った。
★★★
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ゆうの(プロフ) - nononoさん» ハイタッチとか、ハグとか、男同士は簡単にするけど実際の韓国男児って、女性に対してはどうなんだろう？？ユノも普通にサラリーマンだったらするのかなぁ？？ (2018年12月22日 8時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» スタンド席の皆さんは野鳥の会よろしく、双眼鏡ガン見かも…？！コバさんは、しっかり自宅で綾音さんと練習した甲斐がありました！ (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» コバさんの考えはシンプルでポジティブでストレートなんで気持ちが良いですよ〜。のこさん、是非コバさん誘って人生語り合ってくだされ。 (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 影に隠れていても何もならない、と実感している彼女は、使えるものはなんでも使って自分の欲望を満たそうとするでしょうね。お互いが弱点だから、そこを突かれたら身動き取れなくなりますね、2人とも。しかも、ヒロインは彼女にトラウマが…。^_^; (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
nonono - ハグ〜(//∇//)の文字だけで、ヘラヘラしてしまふーwwwやったねー！一瞬かもしれないけど、喜びを一緒に感じて良かった！ (2018年12月18日 19時) (レス) id: 399d76873f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年10月27日 1時
