逆効果…YN ページ11
★★★
なんとか、彼女の接近から逃げられたと思ったのに
結局総務部も毎回のように練習にやってくるから
ほとんど毎回顔を合わせる形になっていた。
僕は極力捕まらないように、なるべくコート奥からは離れないようにしている。
流石に道路計画部で固まっているコートサイドまではやって来ないから
なんとか帰宅時間までは近づかずに済んでいた。
Aさんに近づかれるのも嫌だったけど
幸いAさんもあまりコートサイドを離れないでいてくれるから
僕的にはとても助かっていた。
帰宅時間だけはどうしても重なるから声をかけられたりするんだけど
「あ、Aさん、仕事のことでちょっと…！」
「小林さんから電話かかってきてるんですよ、Aさん！ちょっとお願い出来ます？」
「Aさん！今日寮方面に乗せてもらえる車がないんです！僕たち乗せてもらえますか？！」
そんな風に
そこは無理矢理なんとか切り抜けていた。
できている、と思っていた。
珍しく彼女の姿も
総務部の人たちの姿と見えないな、と少しホッとしていたその日
Aさんが休憩に行ったきりなかなか戻ってこなくて
少し心配になって後を追ってみた。
トイレのその先の、柱の死角になっているところに見覚えのあるトレーニングウエアを見つけて思わず走り寄る。
だけど、
次の瞬間に足が止まった。
「…ずいぶんじゃない？Aちゃん」
彼女の声が聞こえたから。
「…私は別に…何も…」
Aさんの声も聞こえた。
「ユノくんったら何かにつけてAちゃんに関わってくるじゃない。
単なるグループ担当にしては関わりすぎじゃない？」
「…それは……仕事をしてれば色々あるんだし…」
「だからぁ、そんなAちゃんがちょっと言ってくれればユノくんだって食事とか付き合ってくれるでしょ？
人気者、独り占めしないでよ」
「独り占めだなんてそんな…」
Aさんを責める彼女に対して嫌悪感しか抱けず
割って入ろうと思って一歩踏み出したところで足が止まった。
…ここで
僕がまた顔を出したらAさんの立場が悪くなるんだろうか…
何とかAさんを彼女から離したかっただけなのに
返ってそのことが
Aさんを責めさせてしまう原因になっていたのか…？
目の前で小さい背中を見せる愛しい人を
どうしたら守れるんだろう…。
★★★
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ゆうの(プロフ) - nononoさん» ハイタッチとか、ハグとか、男同士は簡単にするけど実際の韓国男児って、女性に対してはどうなんだろう？？ユノも普通にサラリーマンだったらするのかなぁ？？ (2018年12月22日 8時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» スタンド席の皆さんは野鳥の会よろしく、双眼鏡ガン見かも…？！コバさんは、しっかり自宅で綾音さんと練習した甲斐がありました！ (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» コバさんの考えはシンプルでポジティブでストレートなんで気持ちが良いですよ〜。のこさん、是非コバさん誘って人生語り合ってくだされ。 (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 影に隠れていても何もならない、と実感している彼女は、使えるものはなんでも使って自分の欲望を満たそうとするでしょうね。お互いが弱点だから、そこを突かれたら身動き取れなくなりますね、2人とも。しかも、ヒロインは彼女にトラウマが…。^_^; (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
nonono - ハグ〜(//∇//)の文字だけで、ヘラヘラしてしまふーwwwやったねー！一瞬かもしれないけど、喜びを一緒に感じて良かった！ (2018年12月18日 19時) (レス) id: 399d76873f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年10月27日 1時
