予想外 ページ4
★
休憩時間に入るなり、
スポーツドリンクを買いにユノくんが走って行った。
「よくまぁ…走る元気があるなぁ…」
コートサイドで倒れ込んだままの板さんが呟く。
「体力ありますからね、ユノくんは」
倒れこむまではいかないまでも
立ち上がる余力のない私は体育座りだ。
「お疲れ様です！Aさん！」
まるで運動部のマネージャーか？！と言わんばかりの、大きなクーラーボックスを抱えた前ちゃんがやってきて、スポーツドリンクを手渡してくれた。
「？？」
頭に浮かぶクエスチョンマークに
「宮越次長からの差し入れです！はい、板さんも！」
そう言って板さんにもドリンクを手渡す。
「お〜！さすが宮越さん！気がきく〜！」
よっこらしょ、と板さんがようやく身体を起こした。
「差し入れあるならユノくん引き止めておけば良かったなぁ。スポーツドリンク買いに出て行ったんだよ〜」
「え？あ、じゃああの人だかりってやっぱりユノさん？？」
「え？」
前ちゃんの言葉に目が丸くなる。
「競技室前の休憩スペースに随分と女の子が集まってるなぁ、とは思ったんですよ。
ただうちの部の子じゃ無かったから特に気に留めなかったんですけど…」
「ありえるな。さっき出て行ったとこだし。
だけどユノなら頭一つは飛び出してるからわかるだろ！」
「いや、それが多分ユノさん座ってて、女の子たちが立ってたから埋もれてたと言うか…」
「あいつが目立つからってそんな…アイドルみたいに女が鈴なりになるかぁ？」
「そう…ですよねぇ……」
心が一気にざわつき始めた。
まさか…？
「あー………でも……
中に見たことある子もいたような……………あっ！！」
「うおっ！な、なんだよいきなり大声出して！」
「総務だ！」
前ちゃんの言葉に
今度は一気に血の気が下がった。
尚も目の前で前ちゃんと板さんの会話は続く。
「総務？」
「はい！総務の子がいました！ってことはあの辺の集団は総務とか……本社の子……？？」
「なんで総務がここに？あっちには厚別に体育館あるじゃん」
「…ですよね…………あっ！！」
「おおっ、だ、だから、いきなり大声出すなよ！」
「ヤバイですよ、Aさん！ユノくん狙いです！！
他部への影響までは計算外でした！！」
「……え、」
「せっかくのwin-win計画が台無しになってしまう！！
阻止してきます！！」
前ちゃんはそう叫ぶと、クーラーボックスを置いてダッシュで競技室を出て行った。
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ゆうの(プロフ) - nononoさん» ハイタッチとか、ハグとか、男同士は簡単にするけど実際の韓国男児って、女性に対してはどうなんだろう？？ユノも普通にサラリーマンだったらするのかなぁ？？ (2018年12月22日 8時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» スタンド席の皆さんは野鳥の会よろしく、双眼鏡ガン見かも…？！コバさんは、しっかり自宅で綾音さんと練習した甲斐がありました！ (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» コバさんの考えはシンプルでポジティブでストレートなんで気持ちが良いですよ〜。のこさん、是非コバさん誘って人生語り合ってくだされ。 (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - YUNのさん» 影に隠れていても何もならない、と実感している彼女は、使えるものはなんでも使って自分の欲望を満たそうとするでしょうね。お互いが弱点だから、そこを突かれたら身動き取れなくなりますね、2人とも。しかも、ヒロインは彼女にトラウマが…。^_^; (2018年12月22日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
nonono - ハグ〜(//∇//)の文字だけで、ヘラヘラしてしまふーwwwやったねー！一瞬かもしれないけど、喜びを一緒に感じて良かった！ (2018年12月18日 19時) (レス) id: 399d76873f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年10月27日 1時
