彼女のこと…YN ページ19
★★★
「手ェ止まってるぞ、ユノ」
「えっ！あ、はい！」
図面に向かい、スケール(定規)を手に持ったまま止まっていたようだ。
「…大丈夫か？」
向かい側に座る小林さんが静かに伺ってくる。
「…わかりません」
「わからないって…お前」
「……彼女がどう絡んでくるかがわからないので…
大丈夫なのかどうかもわかりません…」
今日の今日で、真っ直ぐ僕に向かってくる彼女。
Aさんがいる事が分かって
否が応でもAさんを間に挟むことになってしまいそうだ…。
「…まぁ、そうだよなぁ…」
小林さんが図面から目を離し、大きく伸びをした。
僕は
図面をただ見つめながら呟く。
「…僕に向かってくる分には大丈夫ですけど…
彼女は今までAさんの�猗犹甅瓩髻∩世辰特イ辰討い�んですよね。
…Aさんの彼が御曹司だとバレたら…狙いは御曹司になるんでしょうか…
せっかく幸せそうなのに…
僕はそれだけは避けたいです…」
彼女の前で顔を強張らせたAさんを思い出す。
あんな
「…そうだなぁ。 御曹司の存在がバレたらそっちに向かうだろうなぁ」
小林さんが両手を頭の後ろに組んで背もたれに大きくもたれる。
「年回りも丁度いいし、イケメンだし、高身長だし、社長令息だし。
明らかにユノより条件良いからなぁ」
「……小林さん、僕に喧嘩売ってます？」
痛いところをついてくる小林さんの言葉にあからさまにムッとして見せた。
「ははっ！！冗談冗談！って言いたいとこだけど、
多分その手の女なら条件の良さは大きいだろ。
あながち冗談とは言えないと思うぞ？」
「…………」
計算高い女ならそうかもしれない。
でも…
佳奈さんがそれだけではないかもしれないと言っていた。
Aさんのものを、手に入れたいのかも知れない。
Aさんのものだから。
「…御曹司の存在は隠さなくちゃならないですね」
知られてはいけない。
僕の決意に
小林さんがとんでもない事を言い出した。
「…知られて御曹司に手を出してくれればユノ、お前にチャンスが回ってくるかもよ？」
「…！小林さんっ？！」
その言葉に目が丸くなる。
「ジョーダン！これは本当に冗談だよ！
お前がそんな姑息な事、考えるわけないよな！
すまんすまん！」
「…全くもう…！
大体、御曹司だって揺らぎませんよ！僕は実際に会ってそう思いましたから！」
★★★
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ゆうの(プロフ) - YUNのさん» そうですね…^_^; 黙っているわけがないんですよね…… (2018年10月26日 20時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
YUNの - 不穏な時間がやって来た？ (2018年10月26日 3時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» ライブに行ってつくづく思いましたが……私は大騒ぎするタイプではなくて、固まってガン見するタイプみたいです。^_^; 今回のライブで、初めて最後の最後でユノの名前を呼びました！！(それまで恥ずかしくて呼べてなかった、と言う…) (2018年10月25日 14時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - motomatoさん» 半袖、ハーフパンツ姿のユノくん…………(*´ー｀*) 想像するだけで萌えますな… (2018年10月25日 14時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
まい - いよいよ本番に向けて、練習が始まりましたね！練習でも本番でも、ユノさんはどんな仕草をしても悲鳴が上がっちゃいそうですね(^o^)私はドキドキしてしまって、声が出なくなりそうです(゜゜;) (2018年10月24日 21時) (レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年9月2日 22時
