デート 56 ページ13
★★★
山道を進んで、一番上の駐車場まで到達した。
夜景の見える方向を向いて車を停める。
土曜日だけど、夜景を見るには少し遅い時間なのか、車はまばらで。
目の前に広がる夜景に、ユノくんは感嘆の声を上げた。
「うわぁ…！綺麗…！！」
夜景と、月明かりに照らされて
ユノくんの頬と瞳も輝く。
ユノくんも…
……綺麗だなぁ……
見惚れていたら
振り向いたユノくんと目が合った。
びっくりして、慌てて視線を外す。
見つめていたの、バレたかな…。
赤くなった顔が恥ずかしくてユノくんを見ることが出来ずにいると
「…Aさん、外に出ませんか？」
ユノくんの言葉が聞こえたと思ったら、カチリ、と、シートベルトを外された。
「…あ、うん」
とりあえず、車内と言う密室にいるよりは気が楽かも、と思っていると
「待ってくださいね」
素早く降り立ったユノくんが、運転席の私の所へ足早にやってきてドアを開けてくれる。
ユノくんのデートって凄いな。
そんな風に思う。
車から降り立つと、少し前を行くユノくんがゆっくり振り返って私に手を差し出して笑った。
「デートですから」
その言葉に、
そのデートの終わりを感じて。
素直に手を伸ばしてユノくんの手を握る。
最後。
これでユノくんとのデートは終わりだから。
ここまできたら
最後まで恋人気分を味わおうと、心に決めた。
手を繋いだまま、駐車場から更に夜景の見えるポイントまで進んで行く。
「…うわぁ〜〜綺麗ですね〜」
その夜景は
私にとってもとても綺麗で。
今まで何度も夜景を見にきているけど
こんなに綺麗で温かい夜景は見たことがない。
一緒に見る相手次第で
こんなにも感じ方が変わるんだな…。
この夜景を
しっかりと目に焼き付けておこう。
夜になって
すっかり涼しくなった夜風に吹かれながら夜景を見つめた。
この先何がどうなっても
多分この夜景は私の力になってくれるはず。
ユノくんと見ることが出来て
すごく贅沢で
とても、幸せだ、と思っていた。
★★★
Aさん、いつもご訪問ありがとうございます(*^^*)
あな空でも追記させていただいてますが、ユノセンイルを記念して、6日になった時点で「年下の恋人」で短編をアップいたします。
本編が終わるまでは、と待ってくださっている皆様、大変申し訳ありません。
ネタバレOKな方で必要な方にはパスワードお届けしますのでコメント、メッセージくださいませ。
★★★ 2018/02/05 ゆうの
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ゆうの(プロフ) - misuzuさん» 気に入っていただけると良いんですけども…^_^; (2018年7月13日 15時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
misuzu(プロフ) - ゆうのさん» ゆうの様、ありがとうございました。コミュに返信しました。年下の恋人覗けます。楽しみです。 (2018年7月12日 16時) (携帯から) (レス) id: da5ced1827 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - misuzuさん» お声がけありがとうございます(*^^*) メッセージしましたので確認してみてください！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - nononoさん» nononoさんが一番のりですね！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - のこさん» のこさん、M限定の人生相談ですね…！もれなく、毎日のように様子を伺いにくるユノにも会えそうだ…！ (2018年7月12日 15時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年1月18日 12時
