嘘をつくということ…YN ページ33
★★★
「もしもし〜」
食べ終わったプレートを返却口に片付けて、食堂に隣接するリビングへと移動する。
『あ、おはようございます、ヒョン！』
朝からきちんと声の出ている可愛い弟。
「おはよう〜」
リビングの大きなソファの片隅に腰をかけた。
『今日はヌナとデートの日ですよね？』
「え？いやぁそんな、デートだなんて。そんなんじゃあ…」
自分以外の口からデートなんて単語を聞くと恥ずかしいなぁ、なんて照れていると
『恥じらうヒョンは想像したくねーですから』
ピシャリと切られた。
…むう。
『ところで、僕の事はどうなってるんですか？』
「へ？」
『僕も一緒に行くことになってるんですよね？』
「あ、ああ〜！そうか！そうだったね！」
チャンミンをダシに使ったんだった！
『そうだったね、ってあなた…』
電話の向こうで呆れた声がする。
「ごめんごめん、チャンミナ！
実は黙ってられなくて…昨日Aさんに話したんだよね」
『…だろうと思いました。あなたが変に嘘ついたり隠し事出来るわけありませんから』
「…チャンミナ…」
『ヌナに話が済んでいるんなら良いんです。
もし、そのままだったら少しだけ顔だして急用を思い出した〜、で帰ろうかな、なんて思ってたので…』
チャンミンのその言葉にハッとする。
「チャンミナ、そこまで考えてくれて…」
『提案したのは僕ですからね。責任は持たないと』
そんな風に言ってくれるチャンミンに。
やっぱり嘘は駄目だと、改めて思っていた。
一つの嘘で、他にも影響を及ぼしてしまうんだ。
自分だけの問題ではなくなる可能性だってある。
「…チャンミナ、ありがとう。
チャンミナのそういう責任感の強いところ、大好きだよ」
僕の言葉に
電話の向こう、チャンミンが沈黙してしまった。
あれ？僕何か変なこと言った？？
気持ち、焦っていると
大きなため息、というか深呼吸？が聞こえてきた。
『…全くあなたという人は…』
「な、なに？なにかあった？？」
『むやみやたらと好きとか言わないでください。
せっかく妙な噂を払拭したところなのに、又ややこしいことになりかねませんから！』
「あ、ああ〜〜、はい、スミマセン」
噂の元は僕、でしたね。
思わず頭を下げる僕。見えてないけど、
★★★
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まゆまゆ(プロフ) - パスワードありがとうございました、さっそく拝見させていただきます、これからも更新待ってます。 (2018年5月20日 17時) (
レス) id: e1b75efb57 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» はーい！行きますよ〜〜！ようやく御曹司現れます！あと一山越えないとユノくんの平穏は訪れないですね〜〜^_^; (2016年12月1日 16時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 新章に行くんですね(((o(*ﾟ∀ﾟ*)o))) (2016年12月1日 15時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
かえる(プロフ) - 思っていたのに…？こちらではまだまだ二人は(T^T)どのようにしてお付き合いが始まっていったのかドキドキです。 (2016年11月27日 15時) (レス) id: c3cb7c4659 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - shinoさん» 読んでいただきありがとうございます(*^^*) 現在クライマックスの他のお話をほぼメインに更新しているためこちらはほとんどお休み状態になっております。m(_ _)m もう少しお待ちください！パスワードはメッセージでお届けしますね！ (2016年11月15日 6時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年6月13日 17時
