旦那さん…YN ページ7
★★★
Aさんと色んな話をして盛り上がる。
好きな人とのひと時は、どんな話題でもとにかく楽しい。
ほんの些細な話題でも、人となりがわかるようでとにかく嬉しい。
話をしながら、どうしても気になっていた壮太さんについても聞いてみた。
僕みたいなサラリーマンが、あんな時間まで起きていてAさんを迎えにくるなんて、そごまでするなんてやっぱりどこか引っかかっていて…
(結婚してると言うのにね)
すると、彼は飲食店をやっていて基本的に生活時間帯が夜なため、あれくらいの時間は動きやすいということがわかって一気に気持ちが落ち着いた。
そこから奥さんの話になって、妊婦さんの話になって…。
身近にそういう人がいないから想像すらつかなくて、Aさんの話を聞いて、女性がはるかに大変であろうことは想像できた。
「…女性は大変ですねぇ…」
しみじみとそう言うと
「そうだねぇ。でも、旦那さん次第で全然違うらしいよ？」
と、Aさん。
「旦那さん？」
「うん。
友達それぞれ皆、旦那さんのフォローのおかげでなんだかんだちゃんとのりきってるから、さ。
一人だけのもんじゃないからね〜、子供は」
そう言って、Aさんはウーロン茶を口にした。
「…なるほど。男にもできることはあるんですね！」
そうか。その時がきたら、僕も僕で出来ることをきちんとしよう…！
そう心に決めて、コクコクと頷いた。
「ふふっ」
Aさんが僕を見て笑う。
「なんですか？」
「ううん。ユノくんなら良い旦那さんになりそうだなぁ、と思って」
「えっ…彼氏を飛ばしていきなり旦那さんですか…！」
さすがの僕もそこまではまだ考えていませんでしたよ？
「あ、いや、特別深い意味はないんだけど…
ユノくん優しいから、ちゃんと妊婦の奥さんを労ってくれそうだし」
優しいのはあなただから。
「もちろん！大切にします！奥さんも子供も！」
言いながらふと、
Aさんとの未来を想像した。
今までの彼女との先の事を考えたことは無かった。
(…年齢的に若かったこともあるけれど)
Aさんとは…容易く出来てしまう。
そうであって欲しいと言う願望が強くて
こんな風に
僕がどれほどあなたに惹かれているかを再認識するんだ。
「ユノくんなら大丈夫！心配ないよ！」
Aさんが
柔らかい笑顔でそう言った。
…ええ。だから、安心して僕のところへ来てください…
僕もそんな気持ちで笑みを返した。
★★★
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 538人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - Keeさん» コメントありがとうございます(*^^*) パスワードはコミュにメッセージしますので、覗いてみてください〜(*^^*) (2017年9月23日 12時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
Kee(プロフ) - はじめまして。最近になって読み始めましたが、とても楽しく読ませていただいてます。パスのかかったセンイル企画のお話も是非読んでみたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いします。 (2017年9月23日 12時) (レス) id: 3b75f4b9a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» ユノくん最大の敵(の予定)、御曹司登場致しました！ユノくん、踏ん張りどころです！(*^^*) (2016年2月14日 7時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - やっぱりブッ込んで来たー！ユノくん！頑張って！ (2016年2月14日 0時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、出ましたーー！お待たせしましたーー！ん？待ってない？？ (2016年2月13日 20時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年1月21日 18時
