あせり…YN ページ34
★★★
「なんなんですかね！あれ！」
月曜日の朝、自席に着くと既に小林さんは出社していて、
思わず僕は小林さんに詰め寄った。
「な、なんだよ、ユノ。挨拶も無しにいきなり〜〜〜」
「おはようございます！小林さん！あれはなんなんですかね！」
「あ、あれってなんだよ」
椅子に座った小林さんを思い切り上から睨みつけたようなスタンス。
「今まで朝にオペレーターブースに顔を出すのは僕くらいだったのに！
今朝は僕の横を片桐さんとか門脇さんとか！わざわざAさんに挨拶して行ったんですよ！」
さっき僕の目の前で繰り広げられた光景を思い出してまたちょっと腹が立ってきた。
「あーー…」
小林さんが頭をかく。
「大丈夫！写メは削除させたから！」
「…！！」
目を見開いた僕に、小林さんは失笑した。
「そんな顔すんなよ。言ったろ？本気で欲しがってる奴も数人いるんだって」
思わず、二人の席の方を見た。
そんな僕を見て
「落ち着けって。二人ともグループ違うんだし、今はほとんど接点ないだろ」
小林さんは真剣な瞳でそう言った。
「今更Aの心の中には入れねーよ、他の連中は！
お前は全く気にしなくて大丈夫！」
小林さんにそう言われ、少し平静を取り戻した。
先週末から
何かが不安で落ち着かない。
直感で動くタイプの僕の勘が外れることはあまりないから
とにかく不安で仕方ないんだ。
Aさんに何ら変わりはないけど
Aさんを取り囲む環境が変化してきていて
その変化が僕にとって好ましい状況ではないということだけがはっきりしている。
「……ユノ」
声をかけられ、顔を上げると心配そうな小林さんの顔。
「…なっさけない顔してんな、色男が！
何かあったのか？金曜日」
「…小林さん…」
「愚痴でもなんでも聞くぞ？なんせ応援団団長だからな！」
「…団員いるんですか…？」
「いるぞ！綾音が副団長だ」
「……」
小林さんの気遣いが嬉しい。
今まで散々お世話になっている小林さんに先週末の顛末を話さないのは筋じゃないよなと思い、かいつまんで説明した。
★★★
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ゆうの(プロフ) - Keeさん» コメントありがとうございます(*^^*) パスワードはコミュにメッセージしますので、覗いてみてください〜(*^^*) (2017年9月23日 12時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
Kee(プロフ) - はじめまして。最近になって読み始めましたが、とても楽しく読ませていただいてます。パスのかかったセンイル企画のお話も是非読んでみたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いします。 (2017年9月23日 12時) (レス) id: 3b75f4b9a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» ユノくん最大の敵(の予定)、御曹司登場致しました！ユノくん、踏ん張りどころです！(*^^*) (2016年2月14日 7時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - やっぱりブッ込んで来たー！ユノくん！頑張って！ (2016年2月14日 0時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、出ましたーー！お待たせしましたーー！ん？待ってない？？ (2016年2月13日 20時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年1月21日 18時
