写真…YN ページ28
★★★
三人を乗せたタクシーが見えなくなるまで見送って、大きく一つため息をつく。
…なんか…疲れた…。
あまりにも色々とありすぎた一日だった…。
〜♬〜
メールの着信音が鳴って、確認すると
「あ、小林さん」
《まだ飯食ってる？Aの隠し撮り写メはほぼ消去完了！
そして、綾音からお裾分け！》
添付されていたのは…
「うわぁ」
屋上で撮影したAさんと僕の写真だった。
改めて見ると、
…本当に綺麗だ。
少し困惑した表情にも見て取れるけど、それがまたなんとも言えない雰囲気を作っていて、小林さんの言ってた通りムーディーなものになっている。
僕のテンションが少しだけ浮上した。
〜♬〜
今度はLINEだ。
《ユノくん、今日はお疲れ様！後半、元気なかったけど体調は大丈夫？
週末はゆっくり休んで、来週に備えてください！
また来週も頑張ろう！*(^o^)/*》
思わず頬が緩む。Aさんだ！
さっきまでのAさんと、写真のAさん、
そしてLINEのAさん。
トリプルの攻撃に
僕のテンションは通常まで上がった。
お手軽だなぁ、と思いながらも
それで幸せになれるんだから仕方ない。
軽くなった足取りで地下鉄への道を進む。
ホームで地下鉄を待つ間にAさんへLINEを入れる。
《お疲れ様でした！さすがに食べ過ぎたようなので、地下鉄駅から寮まで走って帰ります*(^o^)/*》
狭いタクシーの中だし、一人じゃないし、早々簡単に返事はこないだろうと思い、フォルダに増えたAさんの写真を眺めていた。
〜♬〜
ら、意外と早い返信がきてびっくりした。
《少しだけどアルコールも入ってるから、十分気をつけて走ってね〜！》
気遣いが嬉しくて頬が緩む。
《Aさんも、可愛い格好してるんですから十分気をつけて帰ってくださいよ？変な男についてっちゃダメですよ？》
送信っ、と。
また写真を見る。
今までは会えない時間、思い出すAさんでしかなかったけど
こうやって写真が手に入るといつでもAさんに会えてる気がして
また、近くなれた気がして
………ニヤける………
〜♬〜
《…^_^; 玄関先までタクシーなんだから、何にも引っかからないよ》
恐らく顔を赤くして、苦笑いしながら送ったであろうそのメッセージに
僕は破顔した。
★★★
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 538人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - Keeさん» コメントありがとうございます(*^^*) パスワードはコミュにメッセージしますので、覗いてみてください〜(*^^*) (2017年9月23日 12時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
Kee(プロフ) - はじめまして。最近になって読み始めましたが、とても楽しく読ませていただいてます。パスのかかったセンイル企画のお話も是非読んでみたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いします。 (2017年9月23日 12時) (レス) id: 3b75f4b9a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» ユノくん最大の敵(の予定)、御曹司登場致しました！ユノくん、踏ん張りどころです！(*^^*) (2016年2月14日 7時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - やっぱりブッ込んで来たー！ユノくん！頑張って！ (2016年2月14日 0時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、出ましたーー！お待たせしましたーー！ん？待ってない？？ (2016年2月13日 20時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年1月21日 18時
