誘惑と覚悟…YN ページ13
★★★
せっかく、佳奈さんが寿司屋の予約を半ば無理矢理入れてくれたのに
僕はその日、チャンミンと食事に行く約束をしていた事を思い出した。
嘆く僕にAさんが
「だったらその後輩くんも誘ったら？」
そう声をかけてくれた。
気にかけてもらえたのはもの凄く嬉しいけど、
僕は目を丸くして首をブンブンと激しく横にふる。
チャンミンの食べる量がハンパないし、
……チャンミンみたいなイケメンをAさんに会わせたくない…し。
「あ、じゃあ又今度にする？ユノくんに予定があるって言えばさすがに佳奈も納得するだろうし」
と言うAさんの表情に、ちらっと何やら安堵感のようなものを感じ取って、
僕はまた首を振る。
Aさんの着物写真は密かに既にゲットしてるけど、また行けば、貰えるってことだよな？
早くおおっぴらにその話題にも触れたいし！
ここはーーーー
Aさんがチャンミンになびかない事を祈りつつ、
そして
僕の給料の半分はチャンミンに食われるであろう事を覚悟して……
「…呼びます、後輩」
そう答えた。
「…ユノくん、そんな思い詰めるなら今度じゃ無くても…」
僕の顔色が優れなくなって心配してくれるAさん。
正直どうするのが良いのか良く分からなくなってきてるけど、
とりあえずAさんと社外で一緒にいられるチャンスは逃したくはない！
とそこだけは抑えようとしている自分がいた。
「大丈夫ですよ。
後輩もお寿司は大好きなんで喜ぶと思います」
そう言って笑って見せる。
「そう？だったら…来週は私たちバド休んで佳奈のとこ行く？」
「え？」
「後輩くん、バド終わるまで待たせたら可哀想じゃない？」
「あ、ああ〜…確かに……」
お腹を空かして激しく機嫌が悪くなりそうだ…
「中村くん辺りにお願いすればなんとでもなるし、仕事終わったらまっすぐ行こうか？
後輩くん途中で拾って」
Aさんがそう言ってくれて
「ありがとうございます。お願いします」
礼を言って頭を下げた。
「じゃあ、佳奈に伝えとこう」
そう言ってAさんがスマホを手に取った途端、着信が。
「……」
写真が送られてきたようで
それを見たAさんはため息を一つ。
そして、僕にスマホを向ける。
★★★
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ゆうの(プロフ) - Keeさん» コメントありがとうございます(*^^*) パスワードはコミュにメッセージしますので、覗いてみてください〜(*^^*) (2017年9月23日 12時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
Kee(プロフ) - はじめまして。最近になって読み始めましたが、とても楽しく読ませていただいてます。パスのかかったセンイル企画のお話も是非読んでみたいので、パスワードを教えてください。よろしくお願いします。 (2017年9月23日 12時) (レス) id: 3b75f4b9a6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まゆまゆさん» ユノくん最大の敵(の予定)、御曹司登場致しました！ユノくん、踏ん張りどころです！(*^^*) (2016年2月14日 7時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - やっぱりブッ込んで来たー！ユノくん！頑張って！ (2016年2月14日 0時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - かえるさん» かえるさん、出ましたーー！お待たせしましたーー！ん？待ってない？？ (2016年2月13日 20時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年1月21日 18時
