ドS…YN ページ36
★★★
僕の脳裏に今、小林さんのセリフがこだまする。
「A、ドSだからな！
気をつけろよ！」
…小林さん…
……気のつけようがありません……
「チョンくん！行っくよーーっ！」
コートの対面にいる山本さんがニコニコしながらラケットを振る。
山本さんのサーブでシャトルが飛んで来て…
あとはもう、山本さんに翻弄されるばかり……。
小林さんの言ってた通り、
山本さんは僕の隙をついて変幻自在にシャトルを打って来る。
僕だって普段鍛えてるし、運動神経も良い方だと自負してきたけど、バドミントンってちょっと違う…。
テニスなら経験あるんだけど、ボールとも違うからちょっと難しい。
なんて、変に頭使っていたら、
思いっきりいたぶられて終わっていた…。
週末の体育館は結構混んでいて、15分交代でコートをあけるシステムになっている。(らしい)
僕と山本さんの15分が終わり、休憩に入る。
体育館の壁際で、流れる汗をタオルでぬぐい、スポーツドリンクを飲んだ。
「チョンくん！お疲れーっ！」
清々しさいっぱいの山本さんが僕の隣に座る。
仕事の時とは又、違う、スポーツウェア姿。
半袖Tシャツにハーフパンツ。汗をかいて化粧は落ち、上気した頬が真っ赤になっていて、いつもより更に若く見えた。
「……小林さんの言ってた通りでしたね……」
僕がポツリと言うと、
「ん？」
キョトン顔で僕を見る。
「ドSだ！…って。」
少しばかり恨めしい目でいってみた。
すると、山本さんはタオルで口元を押さえながら
「ふっふっふ〜。
そういうスポーツだもんね〜！」
とほくそ笑んだ。
コートに目を向けると、高木が先輩でもある藤田さんと対決していた。
「…すご…」
思わず口に出るほど、二人の動きは凄かった。
「さすが、大学までやってると違うよね〜。」
コートの二人を見て感心してる山本さんに、
僕は、なんだかちょっと悔しい気持ちになっていて、
せめて山本さんと対等に戦えるくらいになりたいと、真剣に思っていた。
★★★
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かえる(プロフ) - ただ今…読み直し中♪ユノくん気づかないだけで早々に好きになってましたね〜。ヤキモチで真顔って可愛い♪次読んできまーす♪ (2020年1月15日 0時) (
レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 調剤薬局か、ドラッグストアーでもありますよ、さっきの３つは処方箋要るので (2019年4月30日 22時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 21時
