二人で乾杯 ページ18
★★★
最後の図面を仕上げ、石田さんに提出しに行く。
大きくて枚数があったのをチョンくんが手伝って持ってくれた。
「おおー！上がったかぁ！Aちゃん！」
「お待たせしました〜」
「助かったよー。これでデータも送れるし宅配も出せるし、ホントありがとね。」
「いえいえ、終わって良かったです。」
「いや〜、不幸中の幸いというか…。Aちゃんで丁度ってことは清香ちゃんだったら間に合ってなかったなぁ。
ありがとう。」
「そんなことないですよ。
清香ちゃんもかなりスピードアップしてきてますからね、大丈夫！」
軽くピースする。
「Aちゃんもコバからの差し入れ、貰ってるんでしょ？タイムカードぼくが押しておくから食べてかえりな。」
「え？そんな、いいですよ。
でも、お腹は空いてるのでカード押してから食べさせてもらいますね〜」
「いいよ、いいよ。休憩も取らないでやってもらってたんだからその分付けさせて。」
「ああ…。じゃあ休憩時間分だけつけてもらおうかな。」
「うんうん。任せといて！」
石田さんに会釈して席に戻る。途中チョンくんが
「休憩なしで今まで？」
と聞いてくる。
「ん？うん。急ぎなら仕方ないよね。」
「凄い集中力ですね。」
「そうかなぁ？皆こんなもんでしょ？それに…」
デスクについて、ビアを手に取る。
「頑張った方がご褒美も美味しいし！」
そう言ってチョンくんに微笑んだ。
答えるようにチョンくんも笑ってくれて、
「そうですね！
食べましょう！」
なんていうからびっくりした。
「えっ⁈チョンくんも食べるの⁈」
「えっ？これ全部一人で食べる気なんですか？」
「えっ？私に差し入れなんだよね？
チョンくん食べて来たんだよね？」
「えっ？でも小林さんぼく用の缶ビールも買ってくれたし、それにコレ、一人分の量じゃないでしょ？」
「えっ？私は食べられるよ？」
「えーーっ⁈だって僕、途中抜けて帰ってきたのにーー！」
あ、ほっぺが膨らんだ。かわいいぞ。
ぷっ、と吹き出してしまった。
「そうだったの？それは失礼しました。
では、どうぞ？」
「…何笑ってますか…」
「いえいえ。
やっぱり一人で食べるより相棒がいる方が美味しいですし、
乾杯もできますし、ね。」
そう言って、缶ビールをあけて二人で小さく乾杯した。
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かえる(プロフ) - ただ今…読み直し中♪ユノくん気づかないだけで早々に好きになってましたね〜。ヤキモチで真顔って可愛い♪次読んできまーす♪ (2020年1月15日 0時) (
レス) id: f095ecfa37 (このIDを非表示/違反報告)
YUNの(プロフ) - 調剤薬局か、ドラッグストアーでもありますよ、さっきの３つは処方箋要るので (2019年4月30日 22時) (レス) id: 92e00ad2f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2014年6月5日 21時
