鳩が豆鉄砲…CM ページ40
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「…やっぱり何かありましたよね…？」
毎日僕を見てくれているユリを誤魔化すのはなかなか容易ではない。
でも
やっぱり全てを明かすわけにはいかない。
だけど
この家の中では
誰かの協力無くしては僕の自由は作れない。
ユリに迷惑のかからないように
ある程度のところまではお願いするしかないんだ…
「…何か買ってもらいたいものがある……
…何か特別に作って欲しいものがある……
…何か……偽装工作して欲しいことがある……
…何か……」
部屋の中を歩きながら
ユリがゆっくりと指を折りながらそんなことを言っていく。
「何それ」
思わず笑いながら
リュックをテーブルに置いてネクタイを緩める。
くるり！と振り向いたユリが人差し指を立てて僕を見た。
「はたまた、学校のテストの点が悪かったから答案用紙の隠滅を図って欲しい………！
は、ありえないか、チャンミン様の場合は！」
そう言って笑った。
その笑顔が
さっきのあいつと重なる。
「……そんなんじゃないよ。
ちょっとだけ…いつもと違うことがあったからさ…
このまま一日を終わらせるの……なんか…勿体無くて……」
言っていてなんとなく照れ臭くて視線が落ちた。
「…………」
しばらく沈黙が続く。
え………と。
心配になってゆっくりと
顔を上げると
ユリが落ちそうなほどに目を見開いて僕を見ていた。
「……えっ……」
かなりビックリした。
「…ビクつかないでくださいよ。
驚いたのは私の方です！今までそんなこと言われたことが無いからビックリしました！」
「え、…そ、そう？」
「そうですよ！学校で変わったことなんて今まで一度も無かったじゃないですか！！」
ユリが嬉しそうに近づいてくる。
「良いですよ！早く食堂に行ってご飯食べましょう！
なんでも聞きますよ！
何時間でも聞きますよ！」
「いやいや、何時間も話すこと無いから…」
「物のたとえですよ！じゃあ、私は準備してきますから！
チャンミン様も部屋着に着替えて早いとこ来てくださいね！！」
「早いとこ…って…」
苦笑いの僕を背中に
ユリはダッシュで部屋を出て行った。
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ゆうの(プロフ) - すぐりさん» 怒涛の読破、ありがとうございます笑 ユノペンから見た、チャンミン像でございます。違和感なければ嬉しいです。(*^^*) (2021年11月24日 19時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - りんごさん» うわぁ〜！りんごさん！ご無沙汰です！ごめんなさい、お返事してなくて〜！(＞人＜;)読んでいただき、ありがとうございます！ (2021年11月24日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - 苺ｼﾘｰｽﾞ ようやっと読み進めておりまして…何でだろ…今のところ ゆうのｻﾝの作品で出てくるﾁｬﾝﾐﾝ…全部好きなんですけどぉ（T^T）あーーーー…やっぱ私はﾁｬﾐﾍﾟﾝだったーーと再確認して…更新待ちの栞を挟みます♪ (2021年11月24日 15時) (レス) @page41 id: 2b78457879 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 苺とチョコシリーズ、読ませて頂きました^^*とっても面白いです！こちらもいつか更新されるの楽しみにしておりまーす＼(^^)／ (2020年2月3日 21時) (レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ｻﾏﾕｶさん» これ以上に進んでないのはチャラユノ話なんですよねぇ…^_^; いつもいつも、ありがとうございます。m(_ _)m 励みになります！ (2019年8月29日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2016年6月24日 21時
