ユリの視線…CM ページ39
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「何か良いことありました？」
家に着くと
玄関で待機していたユリが僕の顔を覗き込んできた。
いつものように僕から荷物を受け取ろうと手を伸ばしてくるのを
いつものように僕も構わないから、と片手で制止して中へと進む。
「…何か…って………何が…？」
何となくバツが悪くて
視線を泳がせた。
「何となく…頬が緩んでますよ？」
そう言って自分の頬を指差すから
思わず顎に手をやる。
…だめだ。意識をしないとつい頬が緩むらしい…。
「…そんな事ないよ。いつもと同じ1日だったけど？」
ユリに表情を読まれないように
少しばかり顔を上げて足早に部屋へと進む。
そんな事をしなくても
僕の肩より下に頭がある小柄なユリからは
僕の顔はそうそう伺えないはずだけど。
「…ふぅ〜〜……ん」
ユリの訝しげな声を背に
リュックを胸元でぎゅっ…と抱え込んで進んだ。
ヌナだと
こうはいかない。
女性にしては背の高いヌナは
ヒールを履くと僕とそんなに変わらないところに視線があるから
僕の表情は直ぐに読み取れるはずだ。
基本的にポーカーフェイスな僕も
ヌナの前では顔面管理が難しいし。
部屋に着いて
「お夕食、お持ちしますね」
いつもと同じユリの言葉に
ドアノブに手をかけてその扉を開けながら
「ああ、うん………」
いつものように返事をする。
けど
今日はいつもと違っていた。
「…あ…ユリは食べたの？」
「へ？」
「へ…って…」
丸い目のユリが益々まん丸目で僕を見るから吹き出した。
ユリは目をパチクリしながら顔を赤くする。
「あ、ああ、すみません。いきなりいつもと違う返事が来たので驚き過ぎました。
私はまだ…ですけど？」
「じゃあ、食堂でいっしょに食べよう」
「は？」
「は、って…」
またも想定外の返事に笑ってしまう。
だけど今度はユリの目は丸くならなかった。
じっとりと
眉間にしわを寄せて
僕を胡散臭そうな瞳で覗き込む。
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ゆうの(プロフ) - すぐりさん» 怒涛の読破、ありがとうございます笑 ユノペンから見た、チャンミン像でございます。違和感なければ嬉しいです。(*^^*) (2021年11月24日 19時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - りんごさん» うわぁ〜！りんごさん！ご無沙汰です！ごめんなさい、お返事してなくて〜！(＞人＜;)読んでいただき、ありがとうございます！ (2021年11月24日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - 苺ｼﾘｰｽﾞ ようやっと読み進めておりまして…何でだろ…今のところ ゆうのｻﾝの作品で出てくるﾁｬﾝﾐﾝ…全部好きなんですけどぉ（T^T）あーーーー…やっぱ私はﾁｬﾐﾍﾟﾝだったーーと再確認して…更新待ちの栞を挟みます♪ (2021年11月24日 15時) (レス) @page41 id: 2b78457879 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 苺とチョコシリーズ、読ませて頂きました^^*とっても面白いです！こちらもいつか更新されるの楽しみにしておりまーす＼(^^)／ (2020年2月3日 21時) (レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ｻﾏﾕｶさん» これ以上に進んでないのはチャラユノ話なんですよねぇ…^_^; いつもいつも、ありがとうございます。m(_ _)m 励みになります！ (2019年8月29日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2016年6月24日 21時
