待ちわびた電話 ページ24
✴✴✴
手早くシャワーを浴びて出た。
入っている間に着信があったら、と思いバスルームの扉のすぐそばにスマホを大音量で待機させていた。
扉を開けてスマホを確認！
「…まだ、か…」
着信もLINEもきていない。
落ち着かない気持ちでバスローブを羽織り、髪の毛をタオルドライしながらリビングへと移動した。
その間もチラチラとスマホのディスプレイが気になってしまう。
冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出し喉を潤し
飲みながらもやっぱりディスプレイが気になって…
〜♬〜
鳴った！
慌ててペットボトルをテーブルに置いてスマホを手に取り、通話をタップしようとしようとしてふと、気づいた。
……なんか、待ってました！って言わんばかりのタイミングだよね……
まるで中学生のような自分の心持ちに顔が赤くなる。
落ち着け、A。
大人の余裕よ、大人の余裕！
私はリビングのソファーにゆっくり腰をかけて
深呼吸をした。
「もしもし？」
『あ、も、もしもし、チャンミン…です』
うん。わかるよ？なんて、微笑ましくなってしまった。
「うん。無事についたみたいだね、良かった」
『は、はい。今は…自分の部屋にいます。
夜も遅いし…LINEで済ませようかと思ったんですけど…』
遠慮がちなチャンミンの声が耳元をくすぐる。
「電話もらえて嬉しいよ？
それに私にはこの時間はまだまだ序の口だから大丈夫！」
『……よかった…』
ホッとして眉を八の字にするチャンミンが想像出来た。
「…チャンミンこそ平気？これから勉強するんでしょ？」
私の心配に
『しなくてもわかりますから大丈夫です』
きっぱり言い切るチャンミン。
お見事…！
「ふふっ、じゃあ安心だ」
そう言いながらもこれからきちんと今日の分はやるんだろうなぁ
….そんな風に思った。
「また、チャンスを作るからご飯作りに来てね？」
黙っていたらどうにもならないだろう。
どうにかして機会を作らなければ
私がチャンミンと付き合うなんてことは到底無理な話だ。
『…はい！是非！』
チャンミンの元気な声にホッとする。
『ヌナの好きなもの、教えてくださいね？』
「うん！LINEするね〜！」
広い屋敷の中で
一人きりでいるチャンミンを少しでも明るい気分にしてあげたくて
私もテンション高めにそう言った。
✴✴✴
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ゆうの(プロフ) - すぐりさん» 怒涛の読破、ありがとうございます笑 ユノペンから見た、チャンミン像でございます。違和感なければ嬉しいです。(*^^*) (2021年11月24日 19時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - りんごさん» うわぁ〜！りんごさん！ご無沙汰です！ごめんなさい、お返事してなくて〜！(＞人＜;)読んでいただき、ありがとうございます！ (2021年11月24日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - 苺ｼﾘｰｽﾞ ようやっと読み進めておりまして…何でだろ…今のところ ゆうのｻﾝの作品で出てくるﾁｬﾝﾐﾝ…全部好きなんですけどぉ（T^T）あーーーー…やっぱ私はﾁｬﾐﾍﾟﾝだったーーと再確認して…更新待ちの栞を挟みます♪ (2021年11月24日 15時) (レス) @page41 id: 2b78457879 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 苺とチョコシリーズ、読ませて頂きました^^*とっても面白いです！こちらもいつか更新されるの楽しみにしておりまーす＼(^^)／ (2020年2月3日 21時) (レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ｻﾏﾕｶさん» これ以上に進んでないのはチャラユノ話なんですよねぇ…^_^; いつもいつも、ありがとうございます。m(_ _)m 励みになります！ (2019年8月29日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2016年6月24日 21時
