そして今…CM ページ18
✴✴✴
僕の素性を知った途端に親しげにしてくる人は数知れない。
もちろん僕の後ろにいる父を見ているだけだ。
僕の意思とは関係なく動く世界。
僕はもう
ただ淡々と毎日を生きるだけ。
母の言葉のように
希望を持って前に進みたかったけど
父が
周りがそれを認めてくれない。
だから
少しずつ諦めた。
どんなに切望してもかなわないんだから
意思を持たないようにすればいいだけ。
そんな中の
唯一の救いだったイタリアンレストランのランチ。
そこで話しかけられたあなたを
初めはお節介な人だと思った。
次に
綺麗な人だと思った。
僕を知りながら近づいてくる点は他の連中と同じだった。
しかもあなたは父と仕事を始めた所で…
でも、
あなたが母と同じ日本人だということが
まず一つ、僕の心を開く鍵の一つになった。
そして
父に付けられた傷を見て
隠す僕を本気の声で叱った。
僕に対して声を荒げる人なんて父以外にいないから
そんなあなたの態度が二つ目の鍵だった。
そして
あなたが僕のことを色々調べたりしないこと
僕に日本食をご馳走してくれたこと
僕に料理を作らせてくれたこと
作った料理を美味しそうに食べてくれたこと
それらが
僕と父とを離して考えてくれていることがわかって
父とは関係なく
僕を見てくれていることが嬉しくて…
僕は
全ての鍵を外した。
あとは扉を開けるだけだったのに
そこにあの男が現れたから
僕は
自分から開けることは出来なくなったんだ。
嬉しかった。
希望が見えた気がした。
……開けたかった…。
…開けたかった…！
開けたかった……！！
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ゆうの(プロフ) - すぐりさん» 怒涛の読破、ありがとうございます笑 ユノペンから見た、チャンミン像でございます。違和感なければ嬉しいです。(*^^*) (2021年11月24日 19時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - りんごさん» うわぁ〜！りんごさん！ご無沙汰です！ごめんなさい、お返事してなくて〜！(＞人＜;)読んでいただき、ありがとうございます！ (2021年11月24日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - 苺ｼﾘｰｽﾞ ようやっと読み進めておりまして…何でだろ…今のところ ゆうのｻﾝの作品で出てくるﾁｬﾝﾐﾝ…全部好きなんですけどぉ（T^T）あーーーー…やっぱ私はﾁｬﾐﾍﾟﾝだったーーと再確認して…更新待ちの栞を挟みます♪ (2021年11月24日 15時) (レス) @page41 id: 2b78457879 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 苺とチョコシリーズ、読ませて頂きました^^*とっても面白いです！こちらもいつか更新されるの楽しみにしておりまーす＼(^^)／ (2020年2月3日 21時) (レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ｻﾏﾕｶさん» これ以上に進んでないのはチャラユノ話なんですよねぇ…^_^; いつもいつも、ありがとうございます。m(_ _)m 励みになります！ (2019年8月29日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2016年6月24日 21時
