集まる視線…CM ページ34
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教室に戻った時、なんとなく教室内がざわついた。
「……？」
今までは
僕が居ようが居まいが特になんの影響も無かったから
なんとなく不思議な様子で席に着く。
「ねぇねぇ、いつから頼める？？」
真後ろに座るこいつが
俺の背中をシャーペンで突いてくる。
「…なんの話？」
ちらりと後ろを軽く見やって
あまり大きくない声で聞いた。
「数学だよ、数学！いつ教えてもらえる？期末テストには間に合わせたいんだけど！」
せっかく僕がボリュームを抑えて話をしているのに
こいつは全く気遣う事もなく変わらぬテンションで口を開く。
その様子にまた、周りがざわついた。
「……む、無理だよ。そんな時間なんてないから…」
僕は極力目立たないように小声で断りを入れる。
授業が終われば直ぐに運転手がやってくるのに
そんな余裕があるわけがない。
「えーーー、じゃあさっきの奢った分、返してよ〜〜！」
なのにこいつときたら全く変わらず話しかけてくるから
「あ、あれは勝手に奢ってくれたんじゃないか…！」
僕だけがひたすら焦っていた。
「親しき仲にも礼儀あり！奢られたら、何かで対価を払わなきゃ！
だから、数学教えてよ！」
そう言って、屈託のない笑顔を見せる。
……さして親しくもないけども……
心の中でそんなことを思いつつ
こいつの勢いについ、飲まれてしまう。
珍しく僕が言い合いなんかしているせいか
クラスメイト達の視線は痛いし。
「…け、検討はしてみるけど…」
なんとか早い所この状況を打破したくて少し適当に返事をした。ら
「……逃げる気だな？」
こいつにバレた。
自分1人ではどうにも出来ない状況だから
どう返事をしたら良いものか本当に困る。
するとこいつは
「…ま、いいや。
是非とも検討してみてよ！
俺、結構真面目に成績上げたいんだ。
塾行ったり、変な年上に教わったりするよりシムに教えてもらう方が頭に入りそうだし」
そんな風に言って
今度はぐっ、と机から乗り出して僕の耳元で
「…シムの恋路も気になるし！」
そんな事を言うから
一気に顔が赤くなった。
「…なっ…！！」
丸い目のままヤツを見ると
「あ、別に脅してる訳じゃないからね！
純粋な好奇心だから！」
そう言ってまた、ニッコリと微笑んだ。
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ゆうの(プロフ) - すぐりさん» 怒涛の読破、ありがとうございます笑 ユノペンから見た、チャンミン像でございます。違和感なければ嬉しいです。(*^^*) (2021年11月24日 19時) (
レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - りんごさん» うわぁ〜！りんごさん！ご無沙汰です！ごめんなさい、お返事してなくて〜！(＞人＜;)読んでいただき、ありがとうございます！ (2021年11月24日 19時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
すぐり(プロフ) - 苺ｼﾘｰｽﾞ ようやっと読み進めておりまして…何でだろ…今のところ ゆうのｻﾝの作品で出てくるﾁｬﾝﾐﾝ…全部好きなんですけどぉ（T^T）あーーーー…やっぱ私はﾁｬﾐﾍﾟﾝだったーーと再確認して…更新待ちの栞を挟みます♪ (2021年11月24日 15時) (レス) @page41 id: 2b78457879 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 苺とチョコシリーズ、読ませて頂きました^^*とっても面白いです！こちらもいつか更新されるの楽しみにしておりまーす＼(^^)／ (2020年2月3日 21時) (レス) id: 468b4d31bd (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ｻﾏﾕｶさん» これ以上に進んでないのはチャラユノ話なんですよねぇ…^_^; いつもいつも、ありがとうございます。m(_ _)m 励みになります！ (2019年8月29日 16時) (レス) id: 253e460f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2016年6月24日 21時
