おんに…YN ページ11
☆☆☆
美人が好きなAさんに
ジュリを紹介出来たらきっと喜ぶだろうな、と。
元気が出るだろうな、と思った。
前々から会いたがっていたし
俺の話からだけでも十分ジュリを理解して認めてくれていた人だから
きっと
ジュリもAさんと会えば好きになると思っていたんだ。
『….お料理……上手なんですよね』
ジュリがDVDのジャケットに映るAさんを見てポツリと言った。
『え？』
『おっぱたち、皆でご飯食べに行くって…言ってましたよね』
『ああ、うん。
基本的にほとんどそれだなぁ』
俺の言葉に、今度はテーブルの上の料理を見つめるジュリ。
『……自分で作ってくればよかった……』
『…え？』
『買ったものじゃなくて…自分で作ってくれば良かった……
私も…。
レパートリーもないし、上手くないけど…』
そう言って
ジュリの頭が下がる。
…そんなことを気にして……？
『……買ったものでも…作ったものでも…
そこに気持ちがあればどっちでも俺は嬉しいよ…？』
俺の言葉にジュリの頭が少し上がった。
『俺や….メンバーの事を考えて買ってきてくれたんでしょ？
だったらそれで十分だから』
『……本当に…？』
上目遣いに見られたその顔が可愛くて
『うん。本当』
そう言って笑ってみせた。
『……良かった。
だって…本当はそんな料理上手なオンニに勝てないですもん』
ジュリもそう言って笑う。
『ええ？なんの勝負？』
ジュリの言葉がちょっと意外でびっくりした。
『…だって…』
『だって？』
『……皆…凄く嬉しそうで…』
『うん？』
『その…人と話をしてる時のおっぱたち…
凄く楽しそうで…嬉しそうで……
その人のこと、大好きなんだなぁ、ってすごく分かるから…』
『うん。確かに大好きだからね』
特にチャンミンなんかは本当のヌナだと思ってるんじゃないだろうか。
『…おっぱ…も？』
『ん？』
『ユノおっぱも……その人のこと…大好き…なんですよね？』
『え？』
……とくん……
心の何処かで
何かが鳴った。
ジュリが心配そうに俺を見る。
言いたいことがなんとなくわかった。
俺たちと…
…俺、と、
Aさんの仲の良さが……心配？
☆☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 353人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうこ(プロフ) - こんばんは。めっちゃお話が進んでいてウラシマタロウ・・・(;_;)和田くんは何かを察知したようで!!つづきに行ってきます♪ (2016年9月9日 23時) (
レス) id: 6ab87cd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆうこさん» そうなんですよね。まだこれからなんですよね〜^_^; もともとそのつもりだったんですけど、ちょっと迷ってましたが、伏線張ったし頑張ってもらおうかな、なんて^_^; (2016年8月23日 23時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ(プロフ) - あそこは少ーしだけモヤモヤしてたんです。でもあまりジュンスの想いが読み取れなくって...メンバー分お揃いオーダーしたのかな？くらいでした。 (2016年8月23日 23時) (レス) id: 6ab87cd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆうこさん» あ！すごい！ゆうこさん！その伏線、おぼえてました？？(*^^*) (2016年8月23日 23時) (レス) id: e61f1c7906 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうこ(プロフ) - あっ!!ジュンスかぁ〜指輪のデザインオーダーの時のかぁ〜(><) (2016年8月23日 23時) (レス) id: 6ab87cd6e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作成日時：2016年6月2日 10時
