知り合いの話 ページ44
☆☆☆
「おはようございまーす！」
「おはようございます！」
「よろしくお願いしまーす！」
本読みのためにテレビ局のリハーサル室へ皆が集まり始める。
「おはよう〜！Aさん！」
「あ、おはよう〜〜！和田くん！」
「なんか…スッキリしてるね、Aさん」
「え？そう？r
確かに
昨夜ユノから連絡をもらって
モヤモヤが晴れてスッキリとした気持ちで眠る事が出来ていたけども…？
「…あのさ」
「…えっ？？」
いきなり和田くんが至近距離にやってきて
耳元で囁くからドキッとした。
「…この間Aさんが言っていた知り合いの話って…」
……あ。
「…Aさんの弟達と同じ事務所の……？？」
誤魔化しても仕方ない、と大きくこくり、と頷いてみせた。
「…まじかー」
「…何かあった？」
「いやぁ……彼女、日韓合作映画の韓国側のヒロインだったんでしょ？
そんな大役目の前にして引退なんて…本当に相手の男に腹立つな…！」
「え？」
…今、なんて？
「和田くん…今なんて……?」
「腹立つな？」
「その前」
「ああ？日韓合作映画のヒロイン…」
ジュリちゃんが…韓国側のヒロインだったの…！！
「なんかさ…元々監督がオファーしていた日本側の女優がなかなかOKださないから伸びに伸びてた、って話じゃん？？
で結局断りが入って、今回うちの事務所の子に決まったんだけどさ、
そしたら今度は向こうが代役立てるのに時間かかってて…
…ってAさん？どうしたの？」
「……それ…私」
「え？」
「日本側でオファー受けてたの…私…」
「ええっ？！Aさんが？！」
「……うん。だけど伸ばしてた訳じゃないんだよ？
和田くんとのこの仕事受けるときにちゃんとお断りは入れてたの。
だけどありがたい事にずっと声かけてもらってて…」
「…そうだったんだ…」
「この間、弟達のライブに出たことからまた、声かけてもらったんだけどね
その時のお断りでようやく諦めてもらって…」
「……申し訳ないけどAさん、」
「ん？」
「日本側の女優のわがままみたいな話になってるよ、正直な話」
「……そんなことはどうでもいいよ。私は何を言われてても構わないけど、でも……」
「…でも？」
「………もし……順調に進んでいたら……」
☆☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆうの(プロフ) - なおにゃんさん» 続きはもう少しお待ちくださいね〜〜(*^^*) (2019年1月24日 22時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» まいさんにも繋がってます(*^^*) ありがとうございます！ 何が起こるか…は、もう少しお待ちくださいませ！ (2019年1月24日 22時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
なおにゃん(プロフ) - きゃー、続きが気になります！ (2019年1月23日 20時) (レス) id: 56d5d27416 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 「いつも誰かと繋がっている」、そう思うだけで心が温かくなりますね♪また何か起こるのでしょうか…？ (2019年1月23日 18時) (レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» ケジメの時、です。頑張ります！東京ドーム、レポ読んでるだけでも羨ましい〜〜！！うちの娘たちも、初めて札幌ドームの天井席で二人を見たとき、実在するんだ〜〜！！と号泣だったそうですよ〜。 (2018年12月9日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年8月22日 0時
