マンネの喝…YN ページ32
☆☆☆
さっきまでの控えめな雰囲気から
一気に威圧感を感じる。
チャンミンがソファの後ろに
俺を見下ろすようにして仁王立ちしていた。
「…お、…………俺………？？」
マンネのいきなりの変貌に目が丸くなる。
マンネの鋭い眼力は
俺を射たままどんどんと鋭くなっていった。
「結果が出てるんだから仕方ないじゃないですか！！
どよーーんとしてるくらいなら、
面と向かって言いたいことの一つも言ってくればいいでしょう！！
大して見てもいないテレビをダラダラ付けてるくらいなら、
いっそ男らしくさっさとふられてこい！！」
そう叫んだチャンミンの右手は
玄関先を指差した。
視線を移す時に
キッチンやダイニングテーブルのあたりのそれぞれに
メンバーがいるのが見えた。
皆が心配そうに俺を見ている。
……ああ、
そうだな
俺、ちゃんとジュリに会って
ちゃんとふられて来なきゃダメだよな。
一人でなにを考えていたってそれは俺の独りよがりでしかないんだから。
事実を目の前に突きつけられただけで
そこにある想いまではわからない。
ちゃんと聞いて
守れなかったことを謝らなくちゃ…
ジュリのためにも
俺のためにも…。
「…わかった。行ってくる」
立ち上がる俺に
「…下でサンジニヒョンが待ってます」
そう言ってくれるチャンミン。
「…ありがとう！」
俺はテーブルの上に置いてあった携帯と財布を手に取り、急ぎ足で玄関に向かった。
「明日は午後からの仕事だから、少し余裕あるからね。落ち着いてゆっくり話してきて」
「…うん。サンキュー、ジェジュン」
「ヤケ酒なら付き合うから連絡ちょうだいね、ヒョン」
「お前もそんな強くないだろ、ジュンス！」
「心を癒すなら新しい出会いっすよ、ユノヒョン！
必要なら女友達全員集合かけるからね」
「…ユチョン、気持ちだけもらっとく」
「………さっきは生意気な事を言って…すみませんでした…」
神妙な面持ちでチャンミンが頭を下げた。
「…いや。
チャンミンのおかげで目が覚めた。ありがとう」
俺が礼を言うと
チャンミンは照れたような
困ったような顔をした。
「行ってきます」
真っ直ぐに皆を見て、
そして
地下駐車場で待機してくれているというサンジニヒョンの元へと急いだ。
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ゆうの(プロフ) - なおにゃんさん» 続きはもう少しお待ちくださいね〜〜(*^^*) (2019年1月24日 22時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» まいさんにも繋がってます(*^^*) ありがとうございます！ 何が起こるか…は、もう少しお待ちくださいませ！ (2019年1月24日 22時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
なおにゃん(プロフ) - きゃー、続きが気になります！ (2019年1月23日 20時) (レス) id: 56d5d27416 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 「いつも誰かと繋がっている」、そう思うだけで心が温かくなりますね♪また何か起こるのでしょうか…？ (2019年1月23日 18時) (レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» ケジメの時、です。頑張ります！東京ドーム、レポ読んでるだけでも羨ましい〜〜！！うちの娘たちも、初めて札幌ドームの天井席で二人を見たとき、実在するんだ〜〜！！と号泣だったそうですよ〜。 (2018年12月9日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年8月22日 0時
