事務所の招集…YN ページ16
☆☆☆
事務所の駐車場に車を停めて
カンさんと二人、急いで車を降りる。
社長室に来い、と言う話だそうで。
いきなりのその指定場所に
背中に嫌な汗が流れた。
なんだ？
なにがあった？
良い事ではないのは十分わかっている。
思い当たることが無くて
ただただ、困惑しながらカンさんの跡をついて行った。
「ユンホさんと、マネージャーの神崎が参りました」
「東方神起、チョン・ユンホです。失礼します」
「マネージャー神崎です。失礼します」
秘書に通され、社長室、中へと進む。
そこにはすでに先客がいた。
「……え、
……,ジュリ…？」
社長のデスクの前に
ジュリがいた。
後ろ姿だけどすぐに分かった。
俺一人じゃないことに少しホッとしたけど
ジュリと呼ばれる理由も見当がつかなくて
なにも考えられないままゆっくりとジュリの横に立つ。
ジュリは項垂れていて
前で握った両手が微かに震えているように見えた。
落ち着きかけていた気持ちは
それを見てまた、ざわつき始める。
目の前には社長。
脇にはズラリと重役達が並んでる。
やはり
尋常ではない事態だ。
だけど
全く見当がつかない。
聞かなければ一切何もわからない。
俺は
真っ直ぐに社長を見た。
椅子に座る社長も
俺を真っ直ぐに見て
そして
口を開いた。
「………ジュリがほぼ、映画のヒロインに決定することになった。
…さっき、監督の事務所から連絡があってね。
色々調整しながら、明日には正式発表される予定だったんだよ」
「…お、おめでとうございます…！」
信じてはいたけど、良かった！
心の底からそう思った。
なのに。
「…だが、ジュリはそれを辞退したいと言い出した」
「……えっ？！」
カンさんと二人、思わず声が出た。
そして、すかさず隣のジュリを見る。
「…ジュリ…！な、なんで…？、」
「……………」
ジュリはピクリとも動かずそこにいた。
更に
社長が大きくため息をついて
「……妊娠……しているそうだよ…」
そう言った。
その社長の言葉に
心臓が止まった。
☆☆☆
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ゆうの(プロフ) - なおにゃんさん» 続きはもう少しお待ちくださいね〜〜(*^^*) (2019年1月24日 22時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» まいさんにも繋がってます(*^^*) ありがとうございます！ 何が起こるか…は、もう少しお待ちくださいませ！ (2019年1月24日 22時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
なおにゃん(プロフ) - きゃー、続きが気になります！ (2019年1月23日 20時) (レス) id: 56d5d27416 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 「いつも誰かと繋がっている」、そう思うだけで心が温かくなりますね♪また何か起こるのでしょうか…？ (2019年1月23日 18時) (レス) id: 07f9b9444b (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» ケジメの時、です。頑張ります！東京ドーム、レポ読んでるだけでも羨ましい〜〜！！うちの娘たちも、初めて札幌ドームの天井席で二人を見たとき、実在するんだ〜〜！！と号泣だったそうですよ〜。 (2018年12月9日 8時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年8月22日 0時
