忘れてた ページ45
☆
「…ほんっとごめん…！！」
打ち上げのご飯を食べに行く弟たちのバンの中
ユノの頬にタオルで巻いた保冷剤を当てながら謝罪しまくる。
「大丈夫だよ。直ぐにひくから」
そう言ってくれるユノだけど。
結構まともにヒットしたから私の手のひらの跡がついていて…
「Aさん！大丈夫ですよ！
若いし、明日はオフだから差し障りはありませんから！」
バンを運転するカンさんにもそんな風に優しく声をかけられ
ただただ、恐縮するしかない私。
「そうだよ〜〜！僕らが遊んでたんだから」
「そうそう。ある意味自給自足」
「ヒョン、それを言うなら自業自得です」
「あ、惜しい！！」
「全然違いますからね！！」
「ぶっ……」
思わず吹き出してしまい、頬に当てていたタオルがズレた。
その手をユノの手が優しく包む。
……え。
「大丈夫だから、Aさん。脅かしたのは僕の方だから」
そう言って笑ってくれる。
ずきん、と胸の奥が痛んだのは
ユノが優しいからかな……
「…うん。ごめんね。……ありがとう」
少しまだ硬さの残る保冷剤を
膝の上で握りしめた。
私ったら何をしてるんだろうな…
せっかく最高の舞台が出来たかも、と喜んでいたのに…
舞台…
……舞台……？
………………………あ。
「あーーーーー！そうだった！！
ライブに出たんだった！私！！」
突然思い出し、声が出た。
「ええっ？！」
「ヌナ、声でかっ！！」
「なに、今更？！」
「忘れてたの？！ヌナ！」
「まじで？！」
「忘れてた！
そうだった！私、皆とアンコールに出たんだった！！」
さっきまでの出来事が走馬灯のように頭の中を過ぎて行く。
疲れて寝てしまって
目覚めにあまりにびっくりして忘れてしまっていた。
「Aさん！すごすぎる〜〜！！」
笑い転げるユノと
「あれだけのことをしといて普通忘れる？」
すでに涙目のジェジュン。
「まっさか…何やったか忘れてるんじゃ」
心配そうに私を見るジュンちゃんに
「ないない！それはない！しっかり覚えてる！！」
両手をブンブン振って、必死に言い訳する。
「眠ってリセットされちゃったの？ヌナ！すごすぎ！」
ユチョンが面白そうに笑って
「…まるで赤ちゃんみたいですねぇ。ヌナなのに」
チャンミンの言葉に眉がピクリと動く。
「言ったわね〜〜！」
☆
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まい - ゆうのさん» はい！衣装のマネキンの前では何故かドキドキしちゃいました(≧▽≦)男性や観光客の方も写真を撮ってましたよ♪東京駅の地下道をずっと歩いたのでいい運動にもなりました(笑) (2018年8月23日 21時) (
レス) id: 6834f27010 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» ドラマのスペシャルも決まっていて、その先の映画化まで視野にあるので、2年先までは仕事があるんですよね〜。ギャラリー！良いですね〜〜！！近くにいたら行ってみたかった〜〜！！2人はカッコよかったですか？？(*´ー｀*) (2018年8月21日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 千衣さん» あの部分は、廉のラブレターに悩みましたね〜。なんて書いたらヒロインが迷いなく進んでいけるようになるか、を考えて考えて…。結果、まあまあ納得のいくものになったと思ってます。(*^^*) (2018年8月21日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 2年先まで仕事があるなんてすごい…｡周りの方に迷惑を掛けちゃうんじゃないかと、考えてしまいますね(>_<)話は変わりますが、今日は東京駅の地下ギャラリーに行ってきました☆ (2018年8月21日 20時) (レス) id: 6834f27010 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - やっぱり廉が帰って来たのは何度でも号泣しちゃいました〜ジュリちゃんとの事も気になってきました。 (2018年8月7日 3時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年4月15日 9時
