勝負…YN ページ44
☆☆☆
涙の跡は残るけど
寝入るまでの葛藤なんて微塵も見せないで
とても幸せそうに眠っているAさん。
このまま静かに休ませてあげたいけど、
食事にも行きたいし。
一緒に行きたいし。
すると、マンネが面白そうに口を開いた。
「誰がヌナを起こせるか、勝負しよう！！」
「え？」
「どういうこと？」
「順番に声をかけていって、誰の声で起きるか、の勝負です！」
マンネの提案に盛り上がる。
「お〜〜！面白そう〜〜！」
「え？じゃあ、起こした方が勝ち？」
「そりゃそうだろ」
「ちょっと待て、それじゃ普通すぎる」
「ええ？」
「ここはひとつ、黒ひげ危機一髪的な」
「お！まさかの起こした人負け？！」
「なんだそれ！」
「それ勝負になんの？！」
「一人5回まで必ずヌナの名前を呼ぶこと！」
「まじかー」
「負けた人、今日の食事奢りね！」
「ええ〜〜？！そりゃ厳しい！！」
「だよな〜〜！チャンミンだけ会計別なら良いけど」
「やーー！なんで僕だけ仲間はずれ！」
「だって胃袋規格外じゃん！」
「あ、じゃあデザートとか、おみやとかは？！」
「あ、それくらいならなんとかなるかも！」
「OK！」
「なんとなく微妙だけど、俺もOK！」
かくして
戦いの火蓋は切って落とされた。
初めは少し遠巻きで。
「ヌナ〜！朝だよ〜〜！」
「ヌナ〜〜！おはよう〜〜」
ピクリともしないAさんに
少しずつ近づいていく。
Aさんは一向に目覚める気配がない。
何巡目かではもう、耳元で囁くくらいの距離になっていた。
耳元で順番に囁いていく。
俺の前のジェジュンの声に
Aさんの眉間に少しだけシワが寄ったのが見えた。
……まずい。目を覚ましそうだ…
いや、起きてほしいんだからそれでいいんだけど
それだと勝負には負けてしまう。
勝負には負けたくない…！
でも、起きてもらって早くご飯を食べに行きたい…！
「…Aさ〜〜ん」
心の中で葛藤しながら
皆と同じくらいのボリュームで声をかける。
「…………」
「…Aさ〜ん？」
「…………」
顔を覗き込みながら声をかける。
「…Aさ」
3度目に声をかけた瞬間だった。
Aさんの目が
ぱっちりと開いたんだ。
☆☆☆
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まい - ゆうのさん» はい！衣装のマネキンの前では何故かドキドキしちゃいました(≧▽≦)男性や観光客の方も写真を撮ってましたよ♪東京駅の地下道をずっと歩いたのでいい運動にもなりました(笑) (2018年8月23日 21時) (
レス) id: 6834f27010 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - まいさん» ドラマのスペシャルも決まっていて、その先の映画化まで視野にあるので、2年先までは仕事があるんですよね〜。ギャラリー！良いですね〜〜！！近くにいたら行ってみたかった〜〜！！2人はカッコよかったですか？？(*´ー｀*) (2018年8月21日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - 千衣さん» あの部分は、廉のラブレターに悩みましたね〜。なんて書いたらヒロインが迷いなく進んでいけるようになるか、を考えて考えて…。結果、まあまあ納得のいくものになったと思ってます。(*^^*) (2018年8月21日 20時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
まい - 2年先まで仕事があるなんてすごい…｡周りの方に迷惑を掛けちゃうんじゃないかと、考えてしまいますね(>_<)話は変わりますが、今日は東京駅の地下ギャラリーに行ってきました☆ (2018年8月21日 20時) (レス) id: 6834f27010 (このIDを非表示/違反報告)
千衣(プロフ) - やっぱり廉が帰って来たのは何度でも号泣しちゃいました〜ジュリちゃんとの事も気になってきました。 (2018年8月7日 3時) (携帯から) (レス) id: 4037bbf8fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年4月15日 9時
