嘘 ページ5
☆☆☆
「アルフレッド・キム……」
和田くんに送ってもらって、帰宅して直ぐに辻さんにメールを入れた。
韓国籍の新人俳優で、今、日本にいる男性。
欧米の血も入っているような彫りの深い顔立ちのイケメンを知らないか、と。
すると、やや暫くして写真の添付と共にメールが返ってきた。
「確かにこの人…！」
その写真の彼は、まさしく私が見た彼、だった。
韓国の財閥の一族の出で、
現在は俳優として韓国と日本で活躍している、とある。
年齢は…ユノの2つ上、か。
自国語はもちろんのこと、日本語に加え英語も堪能らしい。
…そっか。良いところのお坊っちゃんなんだ。
だからあの若さでもあんなスポーツカーを乗り回せるんだね。
日本でも仕事をしていて
韓国語も日本語もわかって…。
ジュリちゃんの日本語の勉強になってるのかもしれない…。
…うん、
そうだよ。きっと…
たまたま何処かの現場で一緒になって、勉強のために一緒にいたんだよ。
距離が近かったのは、もともとユノ達だって距離感は近いし、お国柄なんだよ、きっと…！
送られたデータをじっと見ていると、
いきなりその携帯が震えたからびっくりした。
「うわわわわわっ！！」
びっくりしすぎて思わず携帯が手から落ちる。
慌てて拾い上げ、着信の主の名前に心臓が鳴った。
早まる鼓動のまま、静かに通話に切り替える。
「…もしもし？」
『あ、Aさん？！出るの早いね！
僕です！ユノです！』
「…あ、うん。お疲れ様〜」
『僕たち、今仕事終わってこれから着替えて帰るんだけど、チャンミンがね…あっ』
『ヌナーー！美味しいケーキを差し入れで貰ったから一緒に食べよう〜〜！！』
『すっごい有名なケーキ屋さんのケーキらしいよ〜！』
ユノの脇から、チャンミンやジェジュンの声が聞こえてくる。
私の頭の中にはさっきの彼とジュリちゃん、
そして
電話の向こうのユノが浮かんできてどうにも落ち着かない。
「…あー…ごめん。今……まだ仕事中で…
今、たまたま休憩で携帯いじってたから直ぐに出られたんだよね…」
思わず、嘘が口をついて出た。
『…あ、あー……そっか。
ごめんね、直ぐに出られたからもう家にいるのかと思っちゃった…
そうだよね、Aさんだって忙しいよね』
明らかに落胆の色が隠せていないユノの声に
胸が苦しくなる。
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ゆうの(プロフ) - motomatoさん» 描いてて癒されてます(*^^*) まだまだのどかなメンバーですけど、少しずつ進んでいくんですよねぇ… (2018年3月18日 19時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
motomato(プロフ) - ヒロインちゃんが真ん中で楽しい雰囲気ですねぇ〜いつのまにか私も笑ってしまっています！ (2018年3月17日 16時) (レス) id: e15e9863b2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ゆきさん» コメントに吹きました。頑張ります！ (2018年3月12日 16時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - motomatoさん» ご期待いただきありがとうございます！少しずつ練ってみますね！ (2018年3月12日 16時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - アスカさん» 楽しみに応えられるものが出来上がると良いんですけど〜〜^_^; ご希望ありがとうございます！ (2018年3月12日 16時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作者ホームページ：https://ameblo.jp/kanayunho
作成日時：2018年1月26日 9時
