自惚れ ページ15
☆☆☆
思いがけないジュンちゃんの行動に一瞬頭がついていかなかった。
今までも弟たちにハグされたことはある。
でもそれは何かしら理由があってのタイミングだった。
弟たちがハグし合う様子はよく見るから、お国柄もあるんだと思うんだけど…
だからハグ自体に大きな意味は無いかも知れない。
じゃあ今の
このハグの意味は……？
頭の中で色々考えていると
「…僕もいること…忘れないでね？」
頭上からジュンちゃんの声が聞こえた。
…ああ…
そうか。
ここ最近のことを、心配してくれてるんだね？
ありがとう。
そんな気持ちを込めて、私もジュンちゃんの背中に手を回して、トントン、とその背中を叩く。
すると、ジュンちゃんは一度私を抱きしめる腕に力を入れて、そしてゆっくりと離れ
「本当に忘れないでね？」
私を見て、そう言ってにっこり笑った。
「もちろんだよ、ジュンちゃん！」
私も負けじとにっこり笑うと
「じゃあ、またね！」
すっきりとした顔でジュンちゃんは帰って行った。
ドアが閉まるのを見届けてから、小箱を手に部屋へと進む。
ソファに座って、ゆっくりとラッピングを開けた。
「…わあ、可愛い！」
中に入っていたのは可愛い小ぶりのピアス。
手にとってよく見てみると…
「…あれ？これって…」
私は、弟たちからもらったリングの入った小箱をバッグから取り出し、出してみた。
「やっぱり！」
ピアスは、リングとお揃いのものだった。
…という事は…これもオーダー品ってこと…？
ジュンちゃん、わざわざオーダーしてくれたの？
ピアスを見つめて考えた。
皆とは別にプレゼントしてくれる、その意味を。
一つの考えが頭をよぎるけど
思わず自分の考えに失笑してしまう。
まさか…ね。
そんな訳ないよね。
ジュンちゃんが私に好意を持ってくれている、なんて…。
あまりに自惚れた自分の考えに
申し訳なさまで感じながら
いただいたピアスとリングを箱に戻し、寝室のアクセサリーケースの隣に置いた。
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ゆうの(プロフ) - のこさん» のこさん、これ、ほぼ実話で…私もテレビの前で号泣だったの… (2017年9月13日 17時) (
レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
のこ(プロフ) - すみません…泣いてしまいました… (2017年9月13日 17時) (レス) id: dc74efdda5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - motomatoさん» 向こうとこっちで皆さんアカウント名が違うので誰が誰やら…^_^; 昭和仲間が増えて嬉しいです！ (2017年9月10日 13時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
motomato(プロフ) - ツイッターも楽しみにしています^ ^今、フォローさせていただいちゃいました(^^) (2017年9月10日 13時) (レス) id: e15e9863b2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - ポッポさん» ありがとうございます〜(*^^*) 精進してどちらも進めていきたいと思います！よろしくお願いします！m(_ _)m (2017年9月10日 6時) (レス) id: 58e1bcc9d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2017年2月24日 19時
