助っ人登場 ページ47
☆☆☆
シャワーを浴び終えてバスローブを羽織り、軽く髪の毛をタオルドライしてバスルームを出た。
キッチンのダイニングテーブルで食事をしているユノを見つけてホッとする。
ユノにもシャワーをすすめて、
私と入れ替わりでシャワーに向かった。
キッチンに向かい、ミネラルウォーターに口をつけた時インターフォンが鳴って
ディスプレイには懐かしいりんさんの姿。
『やっほーーーい！来たよぉ〜！』
変わらないテンションに思わず吹き出した。
「いらっしゃい、りんさん。今日はよろしくお願いします」
そう言って招き入れた瞬間
りんさんは私の顔を見て固まった。
「…穏やかじゃないわね…
本当に大丈夫なの？厄介な事に巻き込まれてるわけじゃないのね？」
そう言って私の顔に優しく触れる。
「はい。
単なる暴力な訳じゃないんです」
笑ってそう言うと
ゆっくりと抱きしめられた。
「…女の子なんだからね？
無茶しちゃダメよ？特にAさんには商売道具なんだから」
事情を知らないりんさんの
温かい気持ちが嬉しくて仕方ない。
中へ進んで貰って、ひとまずソファに座ってもらう。
お茶でも出そうとキッチンに向かおうとすると
「Aさん、良いから座って！」
「あ、でも何か飲み物…」
「浴びるほど飲んできたから大丈夫！だから座って」
「…はい」
りんさんの座るソファに並んで座る。
「…あれ？そういえばユノは？」
「あ、今シャワーです」
「…えっ？！」
りんさんの目が丸くなった。
「え？」
その反応に私の目も丸くなる。
ちょうどその時、バスルームのドアが開いて
「Aさんごめん！着替え持ってきてたのに寝室に置きっ放しだった…」
ユノが腰にバスタオルを巻いた姿で現れた。
「ええっ？！」
りんさんの声がひときわ大きく上がった。
「ちょっ、ちょっと待って！
ユノとAさんって……そういう関係なのっ？？？」
「…そういう…関係？」
思わずユノと見合い、
「「…ああっ？！」」
自分たちの状況を把握した。
バスローブ姿の私と、半裸で腰バスタオルのユノ。
そして、着替えが寝室にあると言う一言。
そりゃあ
誤解もするよね…
☆☆☆
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ゆうの(プロフ) - satoさん» 自分の中だけで消化するには傷が深すぎました。誰かの存在を感じることで得られる安心感ってありますよね。一人じゃない、って。その相手も大切ではありますが。ここにユノがいたことに意味があるんですよね(*^^*) (2016年2月18日 8時) (
レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - 廉さんの事…ユノに話しながら、心の整理をしてるんだね。良かった。。前をむくことが出来て…。これからの二人楽しみです。 (2016年2月17日 23時) (レス) id: ace70fdc14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます(*^^*) ユノにはジュリがいますけど、今回のことがユノに大きな影響を与えたのは確かです！ (2016年2月17日 20時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 良かった〜〜これからのユノとの関係の変化に期待しています。 (2016年2月17日 20時) (レス) id: 56d5d27416 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - satoさん» 人間、やはり一人だけじゃ限界がありますよね。応援してくれる人がいる限りは大丈夫だと、私は思ってます(*^^*) ここで少しずつユノも変化していきます！ (2016年2月16日 20時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2015年12月30日 18時
