マネ…YN ページ1
☆☆☆
「いつもいつも、突然の訪問で申し訳ありません！」
マネージャーのカンさんが、手土産片手に玄関先まで来てくれて、Aさんに挨拶をした。
彼もオフだというのに借り出してしまった。
「いいえ！私も突然のオフで暇を持て余しまくっていたので助かりました！
三人で作ったカレーがあるので、神崎さん夕食まだだったら上がって食べて行かれませんか？」
「えっ？！」
突然のAさんにお誘いに、カンさんの頬が緩んだ。
「僕たちが作ったカレー！すっごく美味しいよ？カンさん食べてみて〜！」
廊下の奥から大きな声でチャンミンも声をかける。
チャンミンは、まさかのカレー5杯を平らげて、今はデザートのティラミスの3つめにさしかかっていた。
「そ、そんな、僕まで〜」
口では遠慮しながらも、しっかり靴を脱ぐ体制に入っているのを僕は見逃さなかった。
「長いお付き合いになるのに、カンさんに上がってもらったのは初めてですよね？
いつも皆の送迎お疲れ様です」
ティラミスを頬張るチャンミンの隣に座り、Aさんに差し出された温かいお茶を飲んだカンさんは
「あ、いえいえ、こちらこそいつも5人がお世話になっているのにきちんとしたご挨拶もなしで、本当に失礼いたしました！」
そう言って深々と頭を下げる。
「これからは機会があったら是非、皆と一緒に来てくださいね！」
Aさんのお誘いに、カンさんの鼻の下は伸びきっていた。
温め直したカレーをAさんがカンさんに差し出す。
「これ…本当にお前達が作ったのか？」
カンさんの問いに、コクコクとうなずくチャンミンと俺。
それでも心配なのか、更にAさんを見た。
Aさんは可笑しそうに笑って、同じようにコクコクとうなずく。
それを見て納得したのか、半信半疑でカレーを一口。
「…あ、美味しい」
意外そうな顔をした。
「でしょう？二人とも頑張ってくれましたからね！」
ニコニコ顔のAさんに、カンさんの頬が赤くなった。
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ゆうの(プロフ) - satoさん» 自分の中だけで消化するには傷が深すぎました。誰かの存在を感じることで得られる安心感ってありますよね。一人じゃない、って。その相手も大切ではありますが。ここにユノがいたことに意味があるんですよね(*^^*) (2016年2月18日 8時) (
レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
sato(プロフ) - 廉さんの事…ユノに話しながら、心の整理をしてるんだね。良かった。。前をむくことが出来て…。これからの二人楽しみです。 (2016年2月17日 23時) (レス) id: ace70fdc14 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - なおさん» コメントありがとうございます(*^^*) ユノにはジュリがいますけど、今回のことがユノに大きな影響を与えたのは確かです！ (2016年2月17日 20時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
なお(プロフ) - 良かった〜〜これからのユノとの関係の変化に期待しています。 (2016年2月17日 20時) (レス) id: 56d5d27416 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうの(プロフ) - satoさん» 人間、やはり一人だけじゃ限界がありますよね。応援してくれる人がいる限りは大丈夫だと、私は思ってます(*^^*) ここで少しずつユノも変化していきます！ (2016年2月16日 20時) (レス) id: b73f13763a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆうの
| 作成日時：2015年12月30日 18時
